【僕の"チーム"の原体験②】「短所」があるなら、他の人の「長所」で埋めればいい
おはようございます!
全ての人に「心の居場所」がある、安心安全な職場づくりのお手伝いをして、従業員満足の向上・離職率の低下・業績アップなどの課題解決を実現する、"ほりけん"こと堀口 研です!
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昨日から「チーム」に関するnoteを書き始めました。
今日は、僕のマネージャー時代を語る上で絶対に欠かすことができない、最高のパートナーについて書きたいと思います。
マネージャーの僕と、チーフのHさん
僕が所属していた会社は、業種で言うと「小売業」です。お客様と接する仕事で、毎日必ずやらなければいけない作業的な仕事が、勤務時間の多くを占めます。
本来、マネジメント層になるとそこからも解放されるはずですが、笑っちゃうくらいの欠員があった事業所だったので(笑)、当然マネージャーの僕も毎日作業をしていました。
組織の形的には僕の下、「チーフ」という肩書きで頑張っていてくれたのが、Hさん。
年齢は僕の一回りくらい上で、社歴も長く、知識・経験とも豊富な頼れる存在。それでいて、柔らかな笑顔と人当たりの良い性格なもんですから、もう最高です。
僕が着任する前からそのチームにいますが、メンバーからの信頼も厚く、とても慕われています。
お互いに明らかな「短所」があった
そんなHさんと僕ですが、お互いに「短所」がありました。
僕は、事務的な細かい作業がとても苦手。
日々やらなければいけないこと、週に1回や月に1回など、定期的に行わなければいけないこと、運営上「やらないとマイナス評価」なものでも、僕はその一つひとつに気を配り、コツコツとこなすことがとても苦手です(その性格は今でも変わっていません……)
一方、チーフのHさんは僕とは真逆。一つひとつの仕事をコツコツと確実にこなして、しかも数字的な成果も誰よりも上げてくれるという「職人」タイプ。
過去の経験・積み上げを重視して、高い平均点を安定して維持することができる反面、一つ一つの仕事に少し時間がかかるということもあり、新しいことに挑戦する余裕はあまりなさそうな感じでした。
「短所」を見るか「長所」を見るか
僕は、新しいことはいろいろ思いついて挑戦できるけど、コツコツとした作業が苦手。
Hさんは細かな作業は得意で、安定したパフォーマンスを発揮してくれるけど、何か新しいことを始めるというタイプではない。
さて、皆さんはこの2人を見て「長所」の部分に目を向けますか?それとも「短所」の部分に目が行くでしょうか?
「新しいことにどんどん挑戦できる」と「決められたことをコツコツやるのが苦手」
これなんかはすごくわかりやすい例ですが、お互いの「長所」に目を向けて、お互いの「短所」を補い合った方が、チームとして成果が出ると思います。
つまり、「短所」に見えるところも、それを埋めてくれる「長所」を持った人がいれば問題ないし、その「短所」の裏にある(似た特性の)「長所」を、他のメンバーの「短所」の穴埋め的に使うこともできます。
チームを考えるときのイメージとして、「ジグゾーパズル」を想い描くと、分かりやすいと思います。
人が持っているプラスの部分(パズルの出っ張り)は多ければ多いほど素晴らしいですが、パズルとして完成するにはマイナスの部分(パズルの引っ込み)が必要です。
マイナスに見える部分でも、誰かのプラスを活かすために必要なパーツになって、それがチームの成果を最大化するために大きく貢献する力になるかもしれません。
この組み合わせを上手に行って、素敵なジグソーパズルを完成させるのがリーダーの役割だと思います。
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noteを書くにあたり文字にしてみて、見事に違う性質の二人が集まったものだなぁと思いました。笑
僕がマネージャー時代の1年間を楽しく幸せに過ごし、様々な大切なことに気づくことが出来たのも、Hさんのおかげです。
改めて、感謝したいと思います。
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