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読み聞かせ①

今回からトップ画像が綺麗な桜に。

ゴンの挿絵もこのトップ画も
娘の大学時代の友人**Nagisa Inoguchi **さんに
お願いしています。

TBSアナウンサーの朗読会A'LOUNGEの
リーフレットも書いてくれました。

生まれながらのセンスを感じます。

ちなみに私達母娘は劇的に絵が下手です。
ご覧下さい。キツネの絵。

正解↓

間違い↓

残念ながら娘に芸術性は花開きませんでした。

しかし情操教育はたっぷりしたつもりです。

特に「絵本の読み書かせ」は職業柄本気でした。

読み聞かせは子供が先入観を持たないよう平坦に読みましょうと講習会で聞いたりしましたが、私は感情過多派。迫真の演技で泣かせ、変なおじさんの声で笑わせました。読み聞かせが子供達に初めての怒りや悲しみの感情、喜びの気持ち、大笑いする事を教えてくれると思うのです。

さて、こんな間延びした絵を見せておいて読み聞かせを語るのもなんですが

ここで突然娘と息子がウケた読み聞かせ5つ

①バービーが語る昔話
バービー人形を動かしながらバービーがギャル語で語る「きかんしゃやえもん」。項羽の置物が語る「シンデレラ」もなかなかでした。

②花咲爺さんの花吹雪
「枯れ木に花を咲かせましょう」と紙吹雪を家中で撒きまくり。その後「おめでとう」と誰かを祝うブームに進化。ほぼ毎日床に紙吹雪が落ちてました。奇跡的にアルバムに写真が。料理だったり探検だったり実際に絵本の中のことをよくやりました。

③セリフ割り
同じ本ばかり好むので文を覚えてしまうんです。だからセリフ割りの読みは良くやりました。自分の番を今か今かと待ってるのに間違えて私が先に読んだりするともう大泣きでした。

④蝋燭と布団
お布団を被って懐中電灯を照らして暗闇の中ヒソヒソ声で読んだり、アロマキャンドルをつけて一呼吸おいて静かに読んだり。秘密の空間での読み聞かせが好きだったみたいです。時間と場所の瞬間移動があれば単純なうちの子供達はすぐに眠りに落ちました。

⑤奇抜な夫の読み聞かせ
当時は忙しくほとんど留守にしていた夫の読み聞かせ。桃太郎なら「はい、桃ドーン。キジきたー、戦うー。はい勝ちましたー。」と一冊を10秒で読み上げる斬新なスタイル。雑!酷い!と思いましたが、子供達、結局これが一番好きでした。

こんな読み聞かせを経て成人になった子供達。
でもご安心ください。
性格だけは良い子に育ちました。
充分です。

次回はまた恐怖の「ごんぎつね」の読み方に戻ります。

2020.04.09 TBSアナウンサー堀井美香