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年商1億円のデリバリー事業部作りで大切な事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.40 2021/03/01
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1月の各種業種の外食市場動向が出ましたね。
まず一番大きな大分類で前年比を見ると下記です。

<全体>
79.0%

<ファストフード>
全体:98.6%
-洋風:112.2%
-和風:92.5%
-麺類:76.0%
-持ち帰り米飯/回転寿司:95.4%
-その他:85.5%

<ファミリーレストラン>
全体:65.4%
-洋風:61.7%
-和風:61.3%
-中華:84.7%
-焼肉:68.0%

<パブ・居酒屋>
全体:25.1%
-パブ・ビアホール:21.0%
-居酒屋:26.5%

<ディナーレストラン>
45.5%

<喫茶>
62.6%

<その他>
60.2%

まず大前提として、「ランチも控えて〜」の発言から
ほぼ全ての業種業態が影響を受けたのがわかります。

・ラーメン(ランチ×1人業態)
・焼肉(家族×換気が強い×郊外)

などは比較的マシと言われていた業態でも、
やはり外食全体がスケープゴートとなると
どうしても集客の影響が大きかったです。

反面、数少ない勝ち組が「洋風ファストフード」。
言い換えればマクドナルドさんですね。

テイクアウト比率が高いからこそ、
この緊急事態宣言が完全追い風業態です。

しかし本メルマガでも書かせて頂いている通り、
テイクアウトで売れるのは下記が条件です。

・生活導線立地に出店
・低価格
・単品業態

実際のところテイクアウトでうまくいく条件は
かなり少ないこともあり既存店の付加では
多くの企業が決して上手くいかない状況です。

それもあり、回転寿司企業が駅構内に
持ち帰り寿司の簡易店舗の出店も進めていますが、
上記の条件に当てはめる出店戦略です。

では、デリバリーはどうなのか?
実際かなり伸びてはいます。

例えばすかいらーくHDだと、
デリバリー:139%(年商300億〜350億円)

と伸び率は高いのですがやはり元々の
店外売上構成比率が低いこともあり、
これくらいの伸びでは補填できません。

この辺りの背景から、

・既存店で損益分岐点を下げる
→配膳ロボットやモバイルオーダー

・既存店で売上の多面化を実現する
→テイクアウト、デリバリー、業態付加

・新規モデルでの業態開発
→小規模モデル、郊外モデル

などが各社進んでいる状況です。
なんにせよ、変化に対応し続ける。

これしか生き残る術はない中で、
それぞれで何ができるか?
ここをしっかりと見ていければと思います。

そして今日のメルマガは業態開発について。

デリバリー専門厨房を確保し、
そこで事業を開始されて早速年商1億規模を
見据えることができているご支援先。

この辺りの事例を、
深堀してみていこうと思います。


【今日のコンテンツ一覧】

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<年商1億円のデリバリー事業部作りで大切な事>

デリバリーを事業化されるご支援先は多いのですが、
まずは3年以内に年商1億円を実現する。
ここを一つの基準に据えて事業計画を組むことが多いです。

今回はコロナ禍となりデリバリー事業を強化し、
スタートダッシュに成功して年商1億円を実現見込みの
ご支援先の事例をベースに見ていこうと思います。

<投資額は?>

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