デリバリー拠点の展開の考え方

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.92 2021/02/28
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まさか・・ではありますが、
まん防延長の可能性が出てきましたね。

ずっと発言している通りですが、
私自身はこれに全く納得していません。

前例が出来てしまうと簡単に自由を奪う施策が
繰り返されてしまいます。

しかも3月は会社としての事業はもちろん、
個人としても重要なイベントがある時期です。

科学的な視点ではなく一部の不安を感じる層への
迎合的な意思決定には全く支持が出来ません。

また今回検討されているのが、
一部解除・一部継続のパターン。

つまり一番厳しいのは解除になる地方都市です。

東京の報道によって企業・個人の行動が変わる為、
協力金もなく集客も鈍いのが一番厳しくなります。

世論でコロコロ変わる体制なので確定するまでは
自分ができる範囲で声をあげ続けはしますが、
決まってしまえばその中で戦うしかありません。

ご支援先でも下記のように考えています。

<まん防エリア>
・通常営業
・要請内営業
・完全休業

繰り返しですがどのパターンが「店別」で
最も経常利益とキャッシュを確保できるかです。

私のご支援先でも、

20代中心×繁華街=通常営業
ビジネスマン×オフィス=休業
ファミリー×郊外=要請内営業

などのように店舗別で体制を逐一変えています。

コロナは財務的に超長期戦になってしまうからこそ、
感情での意思決定ではなく経済合理性に基づいた
意思決定を繰り返していきたいですね。

<まん防外エリア>
売上のトップラインを如何に高めるか。
これに尽きます。

そのためにすぐに取り組みたいのは、
既存のお客様向けの集客強化です。

ご支援先でも常連様向けの企画を作り、
・メルマガ
・LINE
・ハガキ

などその客層にあった媒体で一気に発信します。
ここで言う常連様の定義は1年以内来店かつ、
累計来店回数3回以上で定義しています。

想定される来店率は5%〜10%程度ですので、

想定集客=発信母数×5%〜10%

この辺りで考えています。
それ以上の反響率だと支持率が高いという事で
かなり素晴らしい事です。

そして来店があればすかさず
「次回使える」関連の企画を準備しています。

なぜ企画を連続するのか?
それは来店回数別リピート率を見ると一目瞭然です。

3回ご来店があるとそれ以降の継続率は
60%以上になってくるのでここまで
短期間に集客できるかが重要になります。

コロナ禍で大変なのは集客の「習慣」が
断裂してしまったことにあります。
ここを常連様から戻していきます。

新規様集客に関しては徹底した
ネット予約ファーストにしています。

グルメサイト経由の予約だと、

組数=アクセス数×来店率

上記になってくる訳ですが、
ネット予約を徹底して強化すれば、
アクセス数も来店率も改善します。

ここでいう徹底とは、

・ネット予約はLOまで当日対応も対応
・24時間常時可能
・全席フル開放
・1名から宴会まで全て対応

など、電話でできるのにネットできない。
なんて事は絶対に起こさないようにお願いしたいです。

この土台がある上で訴求は下記です。

・少人数集客を中心に
・コースよりもアラカルト
・食事動機を中心に

やはり濃厚接触問題は解決していないため、
見せ方としてここはお願いできれば幸いです。

次に来店時に関しては1回転目で伸ばし切る。
ここを大切にして欲しいです。

昨年末もそうでしたが、

・2件目需要が大幅減
・1件目で楽しみきる需要が増

と言う状況ですので、
1回転目の滞在時間が長くなる分、
単価アップになるつまみの拡充もお願いしたいです。

まさかまさかで変化だらけの2022年。
ただし変化し続ける企業が勝ち残るのも事実。

どんどん変化していき勝ち残っていきましょう!


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<デリバリー拠点の展開の考え方>

コロナ禍でデリバリーに参入された企業も多いと思います。

ご支援先では「片手間事業」から「新規事業」へ!
と言う事で専門厨房を立ち上げるところが大半でした。

ある中核都市でオープンされたご支援先。
20坪の拠点からテスト的に始めました。

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