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ホリナオのお気に入り記事

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ぼくの喜怒哀楽に触れた記事を集めました。
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2016年4月の記事一覧

過去がかわるとき(『マチネの終わりに』を読んで)

「マチネの終わりに」平野啓一郎 著 を読み終えて、あたまの中に、ある考えがあふれてきたので、ちょっと書いておこうと思う。 「過去は変えられる」ということについて、何年もずっと考えている。 当時の経験や感情はかわらないけれど、あとからそれがまったく別のものに見えたり、まったく別の捉え方をするようになったりする。単に過去を美化するとか正当化するいうことではなく。 わたしはこどものころから父との相性が悪く、双方がそれを隠さない性格だったので、年々仲が悪くなっていった。 小学

つまるところ、人生なんて単純だ

好きなことだけして生きていく。 こんな耳障りの良いフレーズを聞いて、心動かされない人なんているんだろうか。 そんなことできるわけがない!と、決めてかかる人もいるんじゃないかと思う。 わたしの人生を振り返ってみたい。 子どもの頃は好きなことができなかったこれはいま思えばあたりまえ。子どもは親に育てられる。よほど寛容な親でない限り、親の思う通りに育てようとするのだと思う。とくにわたしは、長女だったから。 好きで始めたスポーツ少年団のバレーボールも、いつしか嫌いになってい

長時間できること=仕事にしたほうがいいこと、かも。

[10000pvを超えるまで無料です] よく、大学生とか20-30代あたりの若い方が、キャリアに迷ったりするじゃないですか。 大人から「やりたいことをやれ」とか言われても、20歳そこそこで、職業にできる、やりたいことがある人なんて、20%くらいしかいないと思うんですよね。 だからといって「世の中に求められる仕事やりなさい」と言われても、10年後とかよくわからないじゃないですか。10年前とか、iPhoneとかなかったわけですし、10年後に何がどうなっているのかってやはり予