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ビールを楽しく学ぶために開発された、ボードゲームのマリアージュ。 HOPPIN’GARAGEビール第14弾 白坂さんの『ボードゲームビール』乾杯レポート

**この記事は、2019年11月に実施したイベントレポートの、note転載記事となります**

2018年10月に始まった『HOPPIN’ GARAGE』。

「こんなビール、あったらいいな」という熱い想いを持った人が、つくりたいビールをサイト上で応募。HOPPIN’ GARAGE事務局の審査の上で選ばれた人がサッポロビールのブリュワー(醸造責任者)と一緒にオリジナルビールを製造するという、ビール好きにはたまらないプロジェクトです。



HOPPIN’GARAGE第14弾のビールを手がけたのは、ボードゲームカフェ『JELLY JELLY CAFE』を運営する、白坂 翔(しらさか しょう)さん。


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都内を中心に全国で13店舗展開されているカフェには、ボードゲーム好きな方が連日押し寄せるそう。ボードゲームにはドイツゲームと呼ばれるジャンルがあるほど、ドイツの存在感が強いそうです。

白坂さんのお店も、半分以上がドイツゲームです。そんなお店にいらっしゃる方に、ゲームだけでなくドイツ文化のひとつであるビールも楽しんでもらいたい。そんな白坂さんの想いから今回のビールは誕生しています。

特に最近では女性客や若い方なども増え、ビールになじみのないお客様も多いそう。そんな方にも楽しんでもらえるようなビールが、『ボードゲームビール』のコンセプトです!

さらに今回は、ビールだけではなく、ビールを楽しむために開発されたボードゲームも登場!

ゲームを楽しむビールと、ビールを楽しむゲームが出会った今回のイベントを余すことなくレポートいたします。

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『ボードゲームビール』に込められた、白坂さんの“こだわり”とは?


HOPPIN’GARAGEの他のビールと同じように、今回のビールにも企画者である白坂さんの個性が大きく影響しています。

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まず注目したいのは、白坂さんのユニークな経歴です。防衛大を中退し、ホストを経て、Webデザイナーとして独立。コワーキングスペースの運営まで手がけていたそう。そのコワーキングスペースに、好きだったボードゲームを置き始めたところ、大盛況!それが『JELLY JELLY CAFE』誕生のきっかけとなっています。

まずは親から自立したくて防衛大に入り、さらに独立のためにホストで資金を貯めたとのこと。独立してからは、やりたいことを仕事にするべく、興味のあることに積極的に取り組み続けてきたそうだ。

そんな白坂さんの今回の挑戦は、ビール作り。ドイツに行くたびに飲むというヴァイツェン(小麦を使ったフルーティーなビール)と、最近ハマっているというIPA(ホップをたくさん使った苦みの強いビール)を組み合わせた。防衛大とホストという経歴と同じぐらい、両極端なスタイルのかけ合わせから生まれるビールは、一体どのようなビールになるのでしょうか?

日本醸造協会技術賞も受賞した、ベテラン醸造家でさえ頭を悩ませた『ボードゲームビール』


今回の醸造を担当したサッポロビールの蛸井さんによると、白坂さんがオーダーしたビールはホワイトIPAと呼ばれるジャンルで、日本ではあまり醸造されていないそうです。日本醸造協会技術賞の受賞経験のある蛸井さんでさえも、はじめて取り組むジャンルのため、どういう仕込みをするか頭を悩ませた模様。

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『過去に醸造してきたビールで培ったものを、とにかく組み合わせながら挑戦させてもらいました。正直、イメージ通りの味になるかはずっと不安でしたね。もし失敗したら…と、味の調整のための方法まで考えていました』(蛸井さん・写真中央)

ベテラン醸造家さえも不安を抱えていた、今回のオリジナルビール。

参加者も興味津々で、乾杯前から色合いや香りを確認する方もたくさん!

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そして、乾杯!!

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フルーティな香りが鼻腔をくすぐり、一口目からさわやかな酸味が口の中に広がります。一般的なビールが苦手な方も、カクテルのような印象で飲みやすい仕上がりになってます。さらにそこから、ほんのりとした苦みの余韻が登場し、これがビールであることを認識させてくれます。参加者からも予想以上の仕上がりに、驚きの声が!

『ビールにあまりなじみのない女性や若い方にビールを楽しんでもらいたくて、フルーティで飲みやすいビールにしたいと思っていたんですが、その通りの仕上がりですね。ちゃんとIPA感もあって、フツーに美味しいです(笑)』(白坂さん)

『小麦のなめらかさがあるので、スイスイ飲めちゃいます。何かしながら手元に置いておくのにちょうどいいビールですね。』(参加者より)

ビール以外にもこだわりを反映させられるのが、HOPPIN’GARAGE。

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デザインを担当した茅原さんは、白坂さんが大好きなゲームだと言っていた『カルカソンヌ』をモチーフにラベルデザインを作成。ニープルと呼ばれるゲームのコマをモチーフに、飲む以外の場面でもボードゲームの会話が弾むような工夫を加えてくれてました。

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さらに今回の料理までも、ドイツがテーマ。ゲームをしながら楽しめるように、ドイツの伝統料理を一口サイズにアレンジし、ゲームの合間にサクッと食べられるようなスタイルで提供されていた。

料理を担当してくれたノマドキッチンの平野井さんによると、ボードゲームビールにコリアンダーシードが使われていることを知り、相性がよくなるように香草を活用したそうだ。

言われなければ気づかないようなところにまでこだわるのが、HOPPIN’GARAGEの真骨頂!参加者もうなるような演出が、まだまだ続きます。

そしてお待ちかねの、オリジナルゲームが登場。

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今回のイベント、ビールを楽しむことはもちろんですが、今回の目玉はビールづくりをテーマにした新作ゲーム!ビールを楽しく学ぶためにホッピンガレージが開発した、オリジナルゲーム『HOPPIN’GARAGE』が、満を持して登場しました。クラウドファンディングで972名から支援を受けたこちらのゲームも、本日がお披露目会。

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ゲームの内容は、参加者同士が協力し、それぞれ指定されたビールをつくるというシンプルなもの。お互いに作ろうとしているビールを想像し、必要となる原料を提供しあうのですが、はじめてだとそもそも必要な原料がわからない方も多いかもしれません。そこで、プレイするたびにビールの知識が増え、クリアしやすくなるというのが特徴的です。

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ゲームが始まると、参加者同士の会話もどんどん弾みます。ボードゲームビールの感想を話し合ったり、ゲームに必要なビールの知識を教えあったり。ゲームをしながらもスイスイ飲めるので、あっという間に準備していたビールがなくなるほどの好評ぶり。最後には、ビールの商品化を希望する方が挙手でアピールする場面も。

気がつけば、あっという間におひらきの時間。

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締めの乾杯まで盛り上がり続けた今回のお披露目会

そのワケは、ビールはもちろん、開催場所からラベルデザイン、食事から各種演出に至るまで、とことんドイツとゲームにこだわられていたから。企画者の想いの背景まで汲み取り、カタチにしてくれるのがHOPPIN’ GARAGEなのです。

こんなビール、あったらいいな。

そんな想いのある方は、ぜひ一度応募してみてはいかがですか?