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ビール大好き女子が作る“癒しのビール”とは? HOPPIN’ GARAGE ビール第9弾『わたしはあんこびーる。』乾杯レポート

**この記事は、2019年6月に実施したイベントレポートの、note転載記事となります**

2018年10月に始まった『HOPPIN’ GARAGE』。
「こんなビール、あったらいいな」という熱い想いを持った人が、つくりたいビールをサイト上で応募して、HOPPIN’ GARAGE事務局の審査の上で選ばれた人がサッポロビールのブリュワー(醸造責任者)と一緒にオリジナルビールを製造するという、ビール好きにはたまらないプロジェクトです。

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HOPPIN’ GARAGE 第9弾のビールを手がけたのは、ビールが大好きだというRen Hasudaさん。大学卒業と共に生まれ育った大阪を離れ、現在は東京の広告代理店で働いていています。忙しない日々の中、会社帰りにコンビニで買ったお気に入りのビールを、お風呂上がりに飲むのがRenさんにとって癒しの時間ー。そんなビール好きの彼女が作ったのは、その名も『わたしはあんこびーる。』。

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あんことビールの組み合わせ!?︎もちろん誰も味わったことがありません。果たして、どんなお味なのでしょうか。今回は、そのお披露目Pop-Upの様子をレポートします。

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家飲み気分で楽しんでもらいたい


今回の会場は、Renさん行きつけのお店『tiny peace kitchen』。「家庭料理をまいにち食べよう」をコンセプトするこのお店は、永田町界隈で人気のご飯屋さん。お店の奥には、靴を脱いでくつろげる畳のスペースがあり、家のようにリラックスして食事をすることもできます。


「今回は、私が普段家で飲んでいる様な雰囲気をみなさんにも味わって頂きたいと思い『家感』をイベント全体で表現しました。ドレスコードは、スーツや仕事着ではなく、部屋着などのカジュアルな服装。ビールと一緒に家庭料理を出したいと思い、tiny peace kitchenさんにお願いして、あんこビールに合うお料理をご用意してもらいました。」(Renさん)

テーブルには、甘辛唐揚げや小豆とマスカルポーネのバゲットなど、あんこビールの味に合う「甘み」がベースの家庭料理が並びます。

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意外な美味しさ&注ぎ方!?

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待ちに待ったビールを目の前にして、早速ビールを注いで乾杯!と思いきや、なんとビール瓶をひっくり返す!?こしあんパウダーを使っている関係上、底にあんこが沈んでしまっているため、注ぐ時はひっくり返し軽く振らなくてはならないのだとか。瓶をひっくり返し、軽く振るーそれを3、4回繰り返します。最後に蓋を開ける時も、いきなり開けると中身が吹き出すことがあるため、ゆっくり「プシュッ」と中の空気を抜いてから開けるのがポイント。

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お決まりの乾杯の挨拶、Renさんの掛け声と共に会場全員で「HOPPIN〜!」「GARAGE〜!」。待ちに待った『わたしはあんこビール。』が飲める瞬間。果たして皆さんの感想は?

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「あんことビール、意外に合う!」との声が多発!口にしてみると、甘いというよりは、小豆のほのかな甘味と塩味を感じる柔らかな風味が特徴。ビールの苦味もほんのりと存在し、なんとも飲みやすい仕上がりに。ビールとあんこは本当に合うのかと疑っていた気持ちが、あんこビールを味わうごとに晴れていきます。一方でアルコール度数は7%と高め。口当たりが良いので、飲みすぎには注意!

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HOPPIN’ GARAGE 第4弾『佐世保スイングエール』のビール考案者のNatsumiさんからも感想が。

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「実は、私はあんこが得意ではないのですが…。あんこの独特の甘さというよりも、小豆の香ばしい風味や、赤飯のような芳醇さを感じます。あんこが苦手でも飲みやすいなという印象です」(Natsumiさん)


ビールは癒しそのもの


「普段は広告代理店で働いていて、残業がとにかく多いんですね。2016年に大学を卒業して東京に来てから今まで、これでもかというくらい毎日働いています(笑)そんな中で欠かせないのは、大好きなビールを仕事終わりに飲むこと。ビールって、私にとっては癒しなんです。ビール好きの方って、わいわい大勢で飲むのが好きな方が多いと思うんですけど、私は家でひとり、ぼーっと飲むのが一番好き。仕事が大変な時も、自分戦ってるな〜って思う時も、ビールを飲んで癒される。それが、自分のライフスタイルになっています。」(Renさん)

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「とにかくビールが大好きで、休日はHOPPIN’ GARAGEのアンバサダー*としても活動しています。オリジナルビール企画はアンバサダーの活動とは違い、一般応募だったので、まさか採用されるとは思っておらず本当に驚きました!」

「オリジナルビール企画に応募する時、自分がビールに求める『癒し』を表現したいとまず初めに思いました。でも『癒し』を何で表現すればいいのか、全然イメージがつかず…。家にいるときが一番癒される、素朴な感じに癒される、爽やかでフレッシュなビールよりは、落ち着いて飲めるようなものにしたいー。」

「そうやって色々考えているうちに、日本人にとって馴染みがあって癒されるのは和だなあと。和菓子や家庭料理みたいな素朴さをビールで表現したくて、あんこを思いつきました。そこに、私が1番好きなペールエールスタイルのビールを掛け合わせて、あんことペールエールの夢の競演が実現しました(笑)」(Renさん)

*HOPPIN’ GARAGEアンバサダー:ビールイベント企画・開催を通じて、HOPPIN’ GARAGEを広める役割を担うユーザー

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そんなRenさんも、実はあんこの味が少し苦手なのだとか。でもお汁粉の味は大好きで、今回のビールではあんこと言いつつお汁粉の味を目指したのだそう。「塩気も少しあって、甘すぎず飲みやすい。理想通りの癒される味になった」。あんこビールを口にしたRenさんは、満足気な様子。

今回のビール醸造責任者である、サッポロビールのブリュワー蛸井さんはVTRで登場。商品開発に携わってこの道10年の超ベテラン!『わたしはあんこびーる。』を製造した感想をお伺いました。

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「企画を聞いて、ビールとあんこ!?それって本当に合うの?と思いましたが、なるほどこれは意外な組み合わせでした。原料として小豆を仕込み、最後の仕上げにこしあんパウダーを使用。飲んでみたら、思った以上に美味しかったなと。甘すぎないので、どんな料理にも合わせられる。ただ自分で飲んでいて大変だと思ったのが、アルコールが実は7%もあること。あんこの風味で隠されていて、アルコールを感じず、非常にするっと飲めてしまって…。飲み過ぎると、後から来ると思います。皆さんも気をつけください(笑)」(蛸井)

また、ラベルデザインにもRenさんのこだわりが!小豆の形をクッションに見立て、リラックスしている女の子の横顔を添わせ「癒し」を表現。都会で働く女性が癒されるようなビールができたらーそんな思いを込めて、このデザインが生まれたのだそうです。

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今回はスペシャルコンテンツとして、入場時に全員に配布したLEDキャンドルライトを点灯!

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Renさんは普段、LEDのキャンドルライトと共に、お風呂でのんびりしたり、リビングを真っ暗にしてお酒を飲んだりしながら、家での癒しの時間を満喫しているのだそうです。

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そしてこの日はなんと、大阪からRenさんのお母さんも新幹線で駆けつけくれました!


「こうやって自分の作った物を色んな人と共有できるのは、幸せなことだと改めて思いました。好きなものを妄想しても、形にできるチャンスってなかなか少ないじゃないですか。癒しのビールっていうのを頭の中でぼんやり考えて、それが形になって、こうして皆さんと共有できてー。母親にも大阪から来てもらえたので、少しは親孝行になったかなと(笑)」(Renさん)

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忙しない世の中で戦う自分、そしてこの世の中で戦う全ての人の癒しになればー。Renさんのこだわりが詰まった『わたしはあんこびーる。』は、参加した皆さんの心をきっと癒したはず。

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イベントの最後には、次回のオリジナルビールの考案者である石井さんが登場。キッチハイクの公式キャラクター『もぐもぐ』でRenさんから石井さんへバトンタッチ!果たしてどんなビールが生まれるのでしょうか?次回もお楽しみに!

*2019年7月に実施済み