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農家さんが教えてくれたスタイル。飲み会のスタートと言えばこれだ! HOPPIN’ GARAGEビール第5弾、志水祐介さんの『とりあえずエダビー』乾杯レポート


**この記事は、2019年2月に実施したイベントレポートの、note転載記事となります**

こんにちは!キッチハイク編集部のRenです。HOPPIN’ GARAGEの、公式アンバサダーをやっています。365日365種類のビールを飲むほどの、大のビール好きです!^^

2018年10月に始まった『HOPPIN’ GARAGE』。

「こんなビール、あったらいいな」という熱い想いを持った人が、つくりたいビールをサイト上で応募して、HOPPIN’ GARAGE事務局の審査の上で選ばれた人がサッポロビールのブリュワー(醸造責任者)と一緒にオリジナルビールを製造するという、ビール好きにはたまらないプロジェクトです。


HOPPIN’ GARAGE 第5弾のビールを手がけたのは、地域の食材にまつわる仕事に携わる志水祐介さんです。

仕事柄、普段から野菜の農家や生産者の方との交流が多い志水さん。そんな志水さんが考案したオリジナルビール『とりあえずエダビー』には、志水さんと農家の方の素敵な関係が詰まっていました。今回は、そのお披露目Pop-Upの様子をレポートします!

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創業80年の老舗居酒屋に集合!


『とりあえずエダビー』お披露目Pop-Upの会場は、自由が丘の老舗居酒屋『金田』。創業80年の金田の店内は昭和にタイムスリップした様な、まるで映画のセットの様な空間。入店すると30人規模の宴会場に通され、純日本風の和室・畳の空間で乾杯を待つことに。これまで開催されてきたPop-Upとは全く異なる、趣溢れる和の空間に参加者の皆さんはドキドキ。気分はまるで社員旅行!

普段から食のアイデアや楽しみ方を考えるのが大好きな志水さんは、これまで4回行われたオリジナルビールのお披露目Pop-Upは全部参加の皆勤賞!食はもちろん、ビールも大好きな志水さんは、「自分もビールのアイデアを考えてみたい!」と思い、今回のビールアイデア応募に至ったのだそう。

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「僕は、ビールのお披露目Pop-Upはこれまで皆勤賞なんですけど、靴を脱いで膝を交えて参加するPop-Upはこれが初めてです(笑)。ここのお店は、僕がすごく好きな雰囲気ですね。僕は飲み会が本当に大好きで。今回のビールは、仲の良い農家さんが教えてくれたビールの飲み方を、そのままビールの味で表現したものです。飲み会のスターターにぴったりの、楽しみやすいビールができたんじゃないかなと思います。」(志水さん)

枝豆を噛み潰しながら飲む!?農家さん直伝のビアスタイル


農家さん直伝のビールの飲み方?気になる!全く味の想像がつかない中、いよいよ目の前に『とりあえずエダビー』が運び込まれてきました。枝豆の模様がポップで可愛い!

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参加者の皆さんと膝を交えて、お待ちかねの乾杯!

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明るいゴールドカラーの『とりあえずエダビー』は、軽い口当たり。香りも味もきつすぎず、まさに飲み会のスターターにピッタリといった感じのビール。アルコール度数は何と4%!何度でもごくごく飲めそうな、仲の良い人たちと一緒にワイワイ飲みたいビールです。後味に、ほのかに枝豆の甘みを感じるような…?

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テーブルには、老舗居酒屋らしい純日本風の料理が次々と運び込まれてきます。鮮やかなお造り、塩味のきいた焼魚、素敵なアレンジの小鉢などなど、和のフルコースにビールがさらに進みます。

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社員旅行の様なアットホームな雰囲気で参加者同士での話がはずむ中、オリジナルビール考案者の志水さんから、農家さん直伝のビアスタイルについてレクチャーが。

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「仕事柄、農家さんと飲みに行く機会がすごく多いんですけれども。農家さんって、本当にとりあえずビール!とりあえず枝豆!なんですよ。お店を予約する時に、ビールと枝豆用意しといて!って先に言っちゃうくらい。ある飲みの席で、僕の仲の良い農家さんが、枝豆を口の中でつぶしながらビールを飲んでたんですね。これがめちゃくちゃ旨いんだ!ってその農家さんに教えて頂いて。僕もその場で実践したんですけれども、ビールと枝豆の味が混ざってすごく楽しかったんです。」

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「枝豆の持ってる香りと旨味が、ビールに乗り移るような感じで、口の中でビールが発泡するんです。ビールと枝豆のコラボが美味しくて、会話もホップホップと弾む弾む。毎日農産物の生育を見ている農家さんの農産物への思いを聞きながら飲むビールと枝豆はまさに私が求めていた生の生産者の声なんです。枝豆とビールのコラボが生み出す会話の盛り上がり含め、そんな農家さんの面白いビアスタイルを、東京にも広めたいと思って、このビールが生まれました。」(志水さん)

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レクチャーの後は、ビールを飲みながら口の中で枝豆を潰すビアスタイルを志水さんが実践!参加者のテーブルにも枝豆が振舞われ、ビールを飲みながら枝豆を同時に噛み潰す初体験に挑戦。感想は…枝豆の香ばしさがビールと合わさって、美味しい!!枝豆もビールも、さらに進みます。

ちなみに、志水さんの好きな野菜は、枝豆かと思いきや、トマト!小さい頃はトマトが嫌いで全く食べられなかったのですが、大人になって食べることができるようになって、その成功体験から、今ではトマトが好きだそうです。トマトも好きだし、トマト嫌いを克服した自分も好きな志水さんです。

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ビールの醸造方法について、サッポロビールの土代さんから説明をいただきました。
「今回のビールでは、その枝豆の味を表現するために枝豆のパウダーを使っています。ほのかに枝豆を感じて頂けるよう麦芽の使用量を減らし、ホップについてもできるだけ香りが立たないものを使用しています。また、スターターとしてぐびぐび飲めちゃうように、アルコール度数を低くし、少し塩味を加えることで後ひくおいしさに仕上げました。」(サッポロビール土代さん)

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ビールと枝豆。当たり前なようで、実は無かった組み合わせの味。初めましての人も、久しぶりの人も、たくさんの人と『とりあえずエダビー』を酌み交わしながら、味の感想やビールへの思いを話しながら、楽しい時間を過ごしました。

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人の繋がりから生まれ、人の繋がりを生むビール


志水さんと農家さんの、他愛ない会話から生まれた『とりあえずエダビー』。誰かの繋がりから生まれたビールを、そのビールを飲みたい人たちが集まって一緒に飲み、そこからまた新たな繋がりが生まれる。それこそが、HOPPIN’ GARAGEの魅力だなあと、改めて実感した夜でした。
この日はお土産もあり、淡路島から取り寄せた豊田さんの大玉の新玉ねぎと、JAあぐりあなんの秘蔵っ子いちご「いちごひめ」が振舞われました。ヘタの部分まで完熟させた大粒いちごを頬張り、みなさまご満悦でした。

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『HOPPIN’ GARAGE』第6弾ビールのお披露目会は、3月28日に『N’s lounge 代官山』で開催されます。次回のビールは、なんとスターダストプロモーションに所属するタレントの「古賀麻里沙」さんが考案!!古賀さんが大好きなチョコミントをイメージしたというビール、一体どんな味になるのでしょうか?次回も楽しみです!

*2019年3月に実施済み