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コロナウイルスにより各媒体の掲載数はどの程度減ったのか?

新型コロナウイルスの影響により求人倍率が大幅に下がったことはニュースで見聞きした方も多いと思います。

実際に各社の有料求人媒体も大幅に掲載件数を減らしており、媒体元としては大変厳しい状況になっています。

それよりも大変なのが、それを販売している代理店で調べる限りでは、3社が倒産してしまいました。(直接的原因は別にある可能性もあります。)

そこで、今回はコロナ前と現在(6月後半)では、どれだけ掲載数が減っているのか調べてみました。


タウンワークネット

コロナ前:約100万件

コロナ後:約50万件

言わずと知れたアルバイト求人情報サイトの王者で、タウンワークに出して来ない求人は何に出しても来ないと言われるぐらい利用者を誇っています。

そんな、タウンワークですが、コロナの影響で紙面はかなり薄くなってしまいました。

あくまで、肌感覚ではありますが、3分の1以下になったと言っても過言ではありません。

上記でご紹介した数値は、タウンワークネットですので、半分という結果ですが、それでもかなりの大幅ダウンです。

緊急事態宣言の解除後、徐々に戻っていくのかなと考えていたのですが、今のところはそれほど大きな動きは無さそうです。


マイナビバイト

コロナ前:約26万件

コロナ後:約11万件

マイナビバイトもタウンワーク同様に半分まで落ちてしまう結果となりました。

緊急事態宣言中は10万件を切りそうな場面も見受けられたので、少し回復傾向にあるのかと思います。

実際の求人を見てみると、派遣会社の登録案件が多く、今のうちに人材を確保している動きもあるのかと思います。


バイトル

コロナ前:約160万件

コロナ後:約120万件

バイトルに関しては急成長中の媒体で、コロナ前でも伸び率が高かったためか、減少数は限定的でした。

一時は100万件を下回りそうでしたが、確認できる範囲では下回っていませんでした。

回復速度も多媒体と比べて速そうなので、今後も注目の媒体と言えそうです。


マッハバイト

コロナ前:約22万件

コロナ後:約6万8000件

採用課金型媒体のマッハバイトは、掲載に対して費用が掛からない分、掲載件数に影響が少ないかと思いましたが、比率で言えばトップでした。

理由は採用課金以外に応募課金に力を入れているからです。

企業からしてみれば、仕事が不足しており、掲載をすればかなりの応募が発生しております。

つまり、とんでもない応募数になってしまえば、今までではあり得ないような金額が請求されてしまうのです。

なので、掲載を見合わせる企業が続出したのだと思います。


アルバイト募集は大幅減

ご覧の通りアルバイトの募集はほぼ半数まで下がりました。

やはり、売上が大幅に減ったことを理由に人材を確保する動きが鈍くなったのだと思います。

今後は徐々にですが、元に戻ってくると考えています。

なので、人材を採用するならライバルが少ない今がチャンスです。

多少条件が悪くても、応募を集められている企業が沢山あります。


正社員はどうなのか?

正社員募集媒体については数字を見つける事が出来ませんでしたが、同じぐらいの割合で減っています。

特に未経験募集の求人が大幅に減り、経験者を求めている企業が増えています。

やはり、イチから育てる余力はなく、即戦力でないと使えないという事でしょう。

この流れはしばらく続き、未経験からの転職は厳しくなります。

ただ、それでも未経験を求めている企業はあります。

そこで経験を積めば、さらに良いところに転職出来るので、一旦は妥協もいいのかなと思います。

※今回ご紹介した数値は調べられる範囲で取得したもので正確な数字ではございます。

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