【子育て日記】喧嘩とブレストと合意形成。我が家の兄弟喧嘩と解決のキロク
夜寝る前、寝室で小3長男と、年中次男が激しく喧嘩を始めました。(私は三男に絵本の読み聞かせ中)
その時……金川顕教さんの「怒らない人の頭の中」という本と、工藤勇一さん苫野一徳さんの「子どもたちに民主主義を教えよう」に感化されつつ、兄弟喧嘩に対応した記録を残します。
どんな本だったか
どうも私、本を読むとすぐ感化されるタイプのようです。
最近読み終わったのは、人からおススメされたコレ。
はじめの数ページに出てきたこれに、すごく納得!!
私、怒り狂っている人や、誰かの悪口を聞くのがものすごーーーーく嫌なんです。怒り声怒鳴り声が嫌、という視点は誰にでもあるものなので…怒っている自分を、俯瞰して自分で眺めてみたとすると。。。それは確かに怒らない方がいいにちがいないよな〜。とガッテン。
少し前に読み終わった、村中直人さんの「叱る依存が止まらない」もとてもよかった。
怒ることも叱ることも依存性が…
喧嘩の内容は
兄弟喧嘩の内容は…
①長男お気に入りの掛け布団に、長男がいない隙に次男がもぐりこんで絵本の読み聞かせを聞いていました。
②長男がそれを見つけ「それは、ボクがいつも使っている布団だから返して」
次男は「オレが先に使っているんだから、オレのもんだ」(たぶん長男のお気に入りの布団とは知らず…でも返せと言われると返したくなくなるお年頃?!)
③オレのだ、ボクのだ!
布団のひっぱりあい。おしあい。へしあい。たたきあい。噛み合い…
私の頭の中や行動は
①観察を決意
これは思う存分喧嘩させてみよう。どうなるかな〜(実験的な気分)
②戦略を練る
この2人、話し合いで解決するように持ちかけるにはどうしたもんかな…
(激しい喧嘩を眺めつつ絵本の読み聞かせ続行)
③対話で解決を提案
長男に噛まれた次男が、「ママ〜!」と泣きついてくる。
「うーーん…痛いのはここかい?よしよしなでなで。ところで君たち。話し合いで解決にチャレンジしてみてはどうだい?」
直接的に提案してみる。
④メタ認知作戦
そんな私の提案なんて聞こえないように、意地と意地の張り合いで続く喧嘩。ちょっと暴力がエスカレートしてきたぞ…。さて次の策を…
本のナレーター風
プロレス実況中継風
リアルタイムで起きているコトの事実の解説を試すわたし。
ナレーションはつづくも…残念、喧嘩がおさまる様子なし。
メタ認知作戦、失敗!!
⑤メタ認知作戦その2
「子どもたちよ。私は怒っています。さて………なぜでしょう??」
ママはなぜ怒っているのでしょうかクイズを実行。
長男「喧嘩してるから?」
次男「分からん」
わたし「では…もし。あなたが、あなたの目の前で、殴り合いをしていたり、怒鳴り合い、喧嘩をして『怒っている人』をみた時どんな気持ちになる?」
長男「……(ハッとした表情)」
次男「……」
わたし「ママと三男は、ずーっと殴り合いと、罵り合いをきいていたのよ。それはとても辛いコトだった。」
わたし「ところでこのまま喧嘩して寝たいの?スッキリした気分で寝たいの?」
⑥ブレストを提案
「スッキリした気分で寝たい!」と、一気にクールダウンした子どもたち。
ここで、解決アイディアをブレストすることを提案したところ、乗っかってきたきた。
長男「布団を一日交代でつかう」
次男「足でじゃんけんして、負けた方の人から布団を使う」
長男「いいねぇ!」
次男「じゃあさ、じゃんけんで負けた方から始めて、1日交代にすればいいじゃん?!
長男「あとさ。もし、布団を蹴脱いでいたら、それは拾って使っていいこととしよう!」
次男「よし!いいね。」
2人とも立ち上がって、
さ〜いしょは、ぐぅ♪
足ジャンケンが始まりましたとさ。
⑦よかったよかった
あぁ。よかったよかった。
喧嘩している最中
「うるさぁぁーーい!!!こらー!たたいたらダメでしょー!あんたも譲ってあげなさい!!あんたもあんたよ!!!」
と…言おうかなぁ〜とも思ったけれど
言わなくてよかったーー(だいたいは、こんな風にキレてるわたし。。。でも本の効果で、この日はキレナカッタ!)
次男の、足でじゃんけんアイディアがクスッと笑えてよかったー。更に勝った方からではなく、負けた方から使えるっていうのも。何だかセンスいいなぁ〜と感じた。
子育てっておもしろいなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?