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自分の素行、身内の素行

わたしの脳内にネズミと猛禽類を飼っている
それは随分昔からで
noteのどこかに書いた記憶がある

思考するとき、緊張感が高まったとき
脳内ネズミは滑車を回す
一心不乱に走るネズミが浮かんだら
「この調子でいい」と目安にしている

腹が立つなど一瞬、言い返そうか
相手を殴り倒そうか
目が見開き、奥歯を噛んだとき
脳内にはフクロウやタカなどの猛禽類が
幹に座って落ち着いている

「負けるが勝ちだよ」
「金持ち喧嘩せずって言うでしょ」
澄ました顔でまん丸な目をしてわたしを見る

「いいか、相手に言わせておけ
第三者がどう判断するかは一目瞭然だよ」
脳内にいる
もう1人の自分『うめこ』が司令塔になる

猛禽類とうめこが止めるのを聞かないときは
十中八九、わたしは失敗する
うめこから「ほらね」と聞こえてきた

人はこれを直感や心の声と呼ぶのだろう

たまに脳内にいる猛禽類が居なくなるので
「この場所に何時ごろいる」
家の近所にトンビが来る場所があるので
実際に足を運び、空を回旋するトンビを
時間が許すだけ眺めていたりする


別にそれが脳内にいる生き物だけに限らず
幼い頃から、わたしを囲む人々への責任として
自分の言動を考えており
中年が今更、常識的なことを言うまでもない

人は一般的に他者の関係性や周囲の人々を通じて
その人の性格や価値観を判断しがちだよ

誰かの伴侶や友達が優しいとか素敵だと
その人自身も良い印象を持たれることが多い

うちの夫自慢や知り合い自慢は
自分も良い印象で見てもらいたいからと
わたしが言わなくても分かっているのでは?

「類は友を呼ぶ」という言葉は
似たような価値観や性格を持つ人々が集まる意味で先入観が形成される一因となる

社会的なつながりや人間関係を理解する上で自然なものだが、偏見や誤解を生みやすい

先入観は主に経験則や観察から形成される

人は過去の経験や周囲の情報を基に
他者についての判断を下すことが多い
社会的な背景も影響を与える

よくあるのが
特定のグループに属する人々が持つ
共通の特徴や行動が、先入観を強化する

分かりやすく説明すると
自分が地道に努力して頑張っても
友達が半グレや極悪非道な犯罪者なら
「この人も本質的にはお友達みたいな人格や素行なんだろう」と判断されやすいのよ

芸能人が反社会的組織と交流があって干される
イメージが悪くなっちゃうのよ

先入観は必ずしも正確ではなく
誤解が生じるなど注意が必要で
新しい情報をアップデートし、経験を通じて
柔軟に考え方を変える必要がある

人は状況や関係性によって行動が変わることが多く
特定の場面だけを見て判断するのは誤解を招く

人間は多面性を持つから
ヤクザだって家族やあなたには優しいところがある

だとして
自分の素行や不祥事じゃないのに
友達がヤクザなら、一度着いた色は払拭にしくい



自分自身や周囲の人々に対して襟を正すこと
自分の行動や態度を見直すこと

視座の高さや責任感は
自分の行動が周囲に与える影響を意識し
思慮深く行動すると周囲にも良い影響を与えるのでいつも頭に入れておきたい

大切な人を守るとは
自分が周囲に与える影響も含めておく
自分の至らなさで
大切な人の努力を水の泡にしないように