お古がかわいい時代を超えて蘇るものたち
若い子の間で、お母さんやおばあちゃんのお古が流行っている、と娘が言う。一周回ってかわいいらしい。
「なんかないのー?昔のアクセサリー見せて。」
今回の帰省でうちだけでなく、実家でも服やアクセサリーを物色してました。
夫の母は、シンプルなデザインで控えめな色合いの服を多く持っていたから、気に入ってたくさんもらってました。
古い服もアクセサリーも娘がつけるとピッタリと今の時代にもマッチしている。若い子の着こなしセンスと見事にコラボできている不思議さ。
昔の服は素材も仕立てもいい。主張せずシンプルなものは何に合わせてもしっくりくる。
着こなしの幅も広がって、お洒落心も浮き立ちます。
何十年も前の海外旅行のお土産のCHANELやDiorの口紅にも娘が飛びつきました。
当時は、免税品店で大量に買って、友達に配ったものです。
Diorのリップケースが、今のデザインとは違うのがかわいいらしい。一度も出番もなく、タンスで眠っていたものたちを喜んでもらえるとは。
実家の夫の弟の部屋に残されたPioneerのレコードプレーヤーも娘が感動して、譲ってもらうことになりました。
今はレコードが復活して流行っているから貴重ですよね。動かなくてもいいから、インテリアとして置きたいらしい。
息子夫婦も現物のレコードを見るのは初めてだとか。
レコードからCDに変わった時、針を乗せなくてもスッと始まるし、レコード針によって音が良くなくなるのが、安定して綺麗に聴けるのが感動だったけれど。
洋服だって昔は高かったけど、プチプラファッションの登場で、手頃にそれなりのお洒落を楽しめるようになったけれど。
不便から便利になった過程を知らない世代には、ひと時代前のものが新鮮なのでしょうね。
洗練された便利なものはどんどん生まれてくる現代に、
使っていない古いものたちが新たな生命を吹き込まれ、箪笥の中から蘇りました。
貰ったほうも貰ってもらったほうも嬉しい。
新年のお宝発掘で家族みんながハッピーになりました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
(今日の発見)
時代を超えると、新しい価値観が生まれる。
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