最後は笑って死ねるように生きていきたい「あした死ぬかもよ?」
私の父は亡くなる前、後悔や懺悔をよく口にしていました。入院中、ベッドの上でぼんやりと人生を振り返っていたのでしょうか。
私にとっては「今ごろ気づいたの?」
と呆れるものばかりでしたが。
父は男3人兄弟で育ったため女の子の扱いがわからず、
「厳しくしすぎて悪かったなぁ」と私に言うのですが。
今さら後悔されても父親との関係性が、私の人格形成にも人生にもかなり影響しているのだから。
でも子育てって、そのときはそれがベストだと信じてやってきたんだし、後悔せずに自分の信念に満足していたほうがいいんじゃないのかなって思うけれど。
母に対してももっと労って大事にしてあげればよかった。肺がんになる前にタバコをやめればよかったなど。
今さら後悔してもどうしようもない。
もう何もできない。遅いよ。むなしいだけ。
私は何においても親を反面教師として生きてきたので、絶対に亡くなる前にこんなむなしい後悔などしたくないわ。するもんか!と強く誓ったのです。
後悔する前にできることは今やろう。
父がそうだったように、人は死に直面して初めて、自分の本心に気づきます。
あした死ぬかも?
となったときに後悔しないように。
今を精一杯生きるためにはどうすればいいのか。
考えるためのヒントとして27個の質問が書かれています。
例えば、
まじめにコツコツと人生を歩むすがたを見せてもらえたなぁ、と感謝しています。
この本を読むまでは考えたこともなかったので、感謝は伝えられなかったけれど。
でも伝えられなかったとしても
確かに確かに、実行できているよ。
性格も生きかたも変わりましたよ。
もし自分が今死んだとして、
やっぱり息子や娘ともっと一緒にいたかった、
と思うだろうな。
二人とも独立して家を出ているけれど、
なんだったら、小学生くらいに戻ってもらい、もう一度一緒に過ごしたいなぁ。
当時は忙しくて、早く大人になってくれ〜と願っていたけれど。
子育てしていた頃に戻りたいなんて、今までは考えたこともなかったけれど。
ほら、もう死ぬよって想像すると戻りたくなりました。
やっぱり人生で最も輝いていた時期だったのかもね。
なので、後悔しないよう、離れて暮らしていても子どもたちとは連絡を取り合って、これからの時間を大切にしていきたいです。
しつもん10 自分の墓碑銘を考える。
しつもん11 自分の死亡記事を書いてみる。
なども
願望と夢と現実を混ぜながら、客観的な目で自分がどうなりたいかを考えさせられました。
自分の生きかたに満足して笑って死ねるように生きていきたい。それが最高の人生だと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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