見出し画像

著…齋藤孝『5日間で「自分の考え」を作る本』

 自分の頭で物事を考えるのって、実はとても難しいですよね。

 教科書通りの答えを丸暗記したり、他人の考えに従っていれば、もしそれが間違っていても「自分は言われた通りにしただけだ」と言い訳出来るけれど…、自分の考えを明らかにしてしまうと、中には共感してくれる人もいるでしょうが、時には批判され孤立することもしばしば。

 だから、自分で考えない方が気楽な生き方だ、とも言えます。

 誰かに悪く言われたとしても「自分は〇〇さんの考えに従っただけです」と責任逃れが出来るから。

 しかし、周りにいる大多数の人たちの考えにただ合わせていれば浮かずに済む、という時代はとうに過ぎ去りました。

 「あなたはどう思う?」と聞かれた時に自分の意見を言えない人は、奥ゆかしいのでは無く、思考能力が無いとみなされ、社会的淘汰の対象となります。

 だから、わたしはこの本を、「なかなか他人に自分の考えを伝えられない」という方や、「そもそも自分でも自分が何を考えているのかよく分からない」という方におすすめします。

 この本には5つのプログラムが紹介されています。

 この本のタイトルには「5日間」とありますが、そこまでスケジュールに余裕が無い場合、必ずしも5日間で集中して読む必要はありません。

 中には、チャレンジを完了するまでに一週間かかる方もいるでしょうし、一か月以上かかる方もいることでしょう。

 大切なのはまず取り組み始めることです。

 さて、どんなプログラムが紹介されているかというと、例えば、

 ●SNSやブログなどを使い、ほんの数行でも良いので本・音楽・映画・お店などのレビューを書く。これによって、まずは自分で物事を考える練習を始める。

 ●物事を比較したり、超一流と呼ばれる方たちの思考パターンを学ぶ。

 ●読書を通して、語彙力を身につけたり、思考する上で必要な持久力を鍛えたり、誰かから聞いた話を自分なりの伝え方で他の誰かに話す練習をすることで、「考える体質」を作る。

 こういったものが紹介されています。

 わたしもコツコツ取り組んでみます!

この記事が参加している募集

読書感想文

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖