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監修…松浦啓一 画…水野ぷりん『回転寿司になれる魚図鑑』

 読者を飽きさせず、いかに魚への興味を引き出すか? という工夫が伝わってくる本。

 魚の生息地、見た目、他の魚との生態の違いなどを、コミカルになり過ぎない程度に楽しく紹介してくれます。

 マグロ、エビ、ブリ、イカといった寿司ネタとなる魚や、逆に寿司ネタにはならない魚の生態も載っているので、魚全体への好奇心が刺激されます。

 例えば、

 ●サケやマスは赤身魚ではなく白身魚

 ●カクレクマノミは生まれた時は性別が決まっていない。集団の中で一番目に大きいものがメスに、二番目に大きいものがオスになる

 ●ニシオンデンザメは寿命が400年以上ある

 といったエピソードにわたしは衝撃を受けました。

 楽しく勉強出来るので、子どもへプレゼントする本としてもおすすめです。

 しかし、この本にはある重大な欠点があります。

 魚のイラストだけでなくお寿司の写真も載っているし、どの部分が中トロでどの部分が大トロかといった解説もあるので、読むとお腹が空くのです!

 なんということでしょう。

 空腹時やお財布の中身に余裕がない時に読むのはおすすめしません。

 わたしはまんまとノックアウトされてしまったので、今日は回転寿司へ行ってきます。

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