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おすすめの本一覧

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「誰かにおすすめしたい!」と思った本をまとめています。新旧・ジャンル不問。
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2023年3月の記事一覧

著…松本忠男『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』

著…松本忠男『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』

 細菌やウイルスの数をゼロにしようというのではなく、それらと共生しながら人が一番健康でいられる環境にしよう、という掃除本。

 ●床に落ちたホコリはどう移動していくか?というイラストや写真

 ●どの場所をどう掃除すれば良いかという掃除早見表

 が載っていて、著者の掃除への情熱が伝わってきます。

 ●ロボット掃除機は排気によって床のホコリを舞い上げてしまうので、朝の出がけにスイッチを入れ、舞い

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著…神田知宏『ネット検索が怖い ネット被害に遭わないために』

著…神田知宏『ネット検索が怖い ネット被害に遭わないために』

 「人の噂も七十五日」だったのは昔のこと。

 インターネットを使って、誰もがいつでもどこでも全世界の人々と情報を共有出来るようになった今。

 ネット上には「真実」も「嘘」も膨大に蠢いています。

 一度ネットに載った情報は、その真偽を問わず、完全に消し去るのは困難。

 この本は、

 ●ネット上の名誉毀損(名誉権侵害)
 ●侮辱(名誉感情侵害)
 ●プライバシー侵害にあたる書き込みを削除する

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編著…NHK「幻解!超常ファイル」制作班『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』

編著…NHK「幻解!超常ファイル」制作班『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』

 UFO、エイリアン、UMA、超能力、オーパーツといった不思議な世界を紹介する本。

 日本においては、

●江戸時代、茨城県南部の海岸に、空飛ぶ円盤のような乗り物と謎の箱を大事そうに抱えた美女が現れた

●奈良時代、飛鳥寺の竣工式が行われている時、蓮の花のような形をした飛行物体が五色の光を放って飛び去った

 という言い伝えが残っています。

 もしやUFOやエイリアンもしくはタイムトラベラーが

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著…高嶋政宏『変態紳士』

著…高嶋政宏『変態紳士』

 はじめ、この本のタイトルを見た時、てっきり『変態仮面』かと思ってパッとこの本を手に取ったら『変態紳士』だったので、わたしは驚きました。 

 著者名を見たら有名な役者さんだったので、わたしは思わず著者名を二度見しました。

 そして中身を読んだら三度目の衝撃!

 高嶋さんは本当に変態紳士でした。

 アングラ、エログロ嗜好を潔くさらけ出していて、もはや爽やかなくらいなので、好感度が上がりました

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鉄人社編集部『悪い奴ら、最期の言葉』

鉄人社編集部『悪い奴ら、最期の言葉』

 ●世界中の犯罪者
 ●カルト教団の教祖
 ●独裁者
 ●歴史上の悪名高い人物
 ●逮捕歴のある芸能人

 といった約100名が死ぬ前に発した言葉からその人物像を探ろうという本。

 1名につき2ページ程度しか割かれないという簡潔さながら、内容が内容なので、非常に重々しい読み応え。

 しかし、巻末の方には「ラオウ」「フリーザ」「戸愚呂弟」といった架空の人物の最期の言葉も載っているので、最後まで

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著…大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本』

著…大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本』

 「みんなはSNSでもリアルでも友達に囲まれて楽しそう。なのに、どうして自分には友達がいないんだろう? 自分の何がおかしいの? 友達ってどうやって作ればいいの?」と悩んでいる方におすすめの本。

 そもそも「友達」というのはどんな存在なのか見直すきっかけをくれる本です。

 頻繁に顔を合わせている人=友達?

 しばらく会っていないけれど、思い浮かべるとあたたかい気持ちになれる人=友達?

 この

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監修…東京慈恵会医科大学附属病院栄養部『その調理、栄養の9割捨ててます!』

監修…東京慈恵会医科大学附属病院栄養部『その調理、栄養の9割捨ててます!』

 「せっかく食事をしたのに、期待していたほど栄養を摂れなかった」なんてことを防ぐための本。

 野菜や果物の栄養価を高められるような皮の剥き方、切り方、焼き方、茹で方、蒸し方、保存方法、調味料との組み合わせ方、食べる時の温度などが紹介されています。

 野菜や果物は収穫後も生きようとするけれど、もう土などから栄養を得られないので、自分の栄養を「生長点」に送ってしまってどんどん栄養が減ってしまう、だ

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著…涌井良幸・涌井貞美『雑学科学読本 身のまわりのすごい「しくみ」大百科』

著…涌井良幸・涌井貞美『雑学科学読本 身のまわりのすごい「しくみ」大百科』

●どういうしくみで自分が興味を持っている商品の広告がネット上に表示されるの?

●どうやって地震が起きる前にスマホに通知がくるの?

●海の魚と川の魚のカラダはどう違うの?

●なんでアリの中には働かないアリがいるの?

●ストレート100%ジュースと濃縮還元100%ジュースって何が違うの?

 などなど、身近にある素朴な疑問に答えてくれる本。

 わたしは恥ずかしながらGPSが位置を特定するしく

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監修…豊川月乃『綺麗なオトナ女子と残念なオバチャン女子の習慣』

監修…豊川月乃『綺麗なオトナ女子と残念なオバチャン女子の習慣』

 同じ年齢なのに、若々しくて素敵な人と、実年齢よりも老けて見える人っていますよね。

 これは、なぜ両者の印象に差がついてしまうのか?についての本です。

 たとえば、

 ●猫背 

 ●だらっとした立ち方

 ●「どうせきれいじゃないから」「もう年だから」と挑戦する前から言い訳する

 ●過去に「似合う」と言われた髪型・化粧品・服にしがみついている

 ●髪が邪魔だからとりあえず「しばる」だけ

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編著…高橋正樹『火山のしくみパーフェクトガイド』

編著…高橋正樹『火山のしくみパーフェクトガイド』

 地面の下にどんな世界が広がっているのか、たいていの人は普段ほとんど意識していないと思います。

 しかし、実は日本って凄い土地柄ですよね。

 こんなにあちこちに火山があるのですから。

 いや、日本というより、もはや地球規模で考えた方が良いのかもしれません。

 地球のあちこちに火山があって、誰もが特に意識せず歩いている地面の深い深い下の方には、物凄いエネルギーが脈打ち続けているのですから。

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著…水野敬也『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』

著…水野敬也『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』

 滑りまくっている売れないお笑い芸人・西野に「自分ほんま天才やな」「ワシとコンビ組まへん?」と声をかけ、お笑いコンテストの優勝を狙うガネーシャ。

 西野の才能のなさっぷりにむしろ夢中になり、「私、財布を空にしておかないと落ち着かないんです」と貧相な暮らしを大喜びで続ける貧乏神・幸っちゃん。

 悟りを開いたはずなのに妙にチャラい、と思いきやハローワークで辻説法を始めるなど仕事熱心でもあるという、

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著…斉藤徹『超高齢社会の「困った」を減らす課題解決ビジネスの作り方』

 高齢者が増えれば増えるほど、医療や介護サービスの需要が増えて社会保障費が増大し、認知症を原因とした行方不明や交通事故が起きるなど、様々な社会問題が発生します。

 この本は、そうした課題の解決を国や自治体等だけに依存したり、悲観的になるのではなく、むしろ新たなビジネスチャンスとして捉える本です。

●体の変化に対応するビジネス
(例:身体機能や認知機能の低下を補う商品開発。歩きやすく休憩しやすい

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著…小倉広『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』

著…小倉広『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』

 右ページにはアドラーの言葉、左ページには著者による解説が載っている、シンプルで読みやすい本。

 中でも「使用の心理学」が印象深いです。

 これは、人は目的のために感情を使用する、という考え方。

 人は悲しいから涙を流すのではなく、相手を責めたり同情や注目を集めるために、「悲しみ」を創り出している。

 人はカッときて怒鳴るのではなく、相手を支配して自分に有利な状況にするために「怒り」を創り

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著…京極夏彦『京極夏彦画文集 百怪図譜』

著…京極夏彦『京極夏彦画文集 百怪図譜』

 決してこの世の住人ではないのに、ごく身近な存在にも思える。

 実は背後や部屋の片隅にいて、ジッとこちらを見つめているような気がする。

 「寂しい」とか「悔しい」といった、他人には打ち明けられないネガティブな感情も、分かってくれそうな気がする。

 それが妖怪たちの魅力。

 この本には「何もしない」「誰にも会わない」「何も視ていない」「何者であるのか、誰にもわからない」といった妖怪たちの哀し

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