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今回のコロナ禍を乗り切る上で大切にしたいこと

※2020.03.12時点の内容です。

新型コロナウイルスの話、そろそろ出口が見たくなってきている頃ではないでしょうか?今回の新コロ騒動を乗り切る上で大切にしたいことを自分なりにまとめてみました。みなさんはどのように考えますか?

他人の意見を鵜呑みにしない・飛びつかない

あらゆる情報媒体で様々な情報が流れています。ビタミン●が有効らしい、免疫力を上げるために発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌etc.)を摂るといいらしい、ウイルスは熱に弱いからお湯を飲んだりして体を温めるとよいらしい、気に病まず楽しみを見つけてやり過ごすと免疫を下げずによいらしい、アルコールを飲めば、のどが消毒されるし、NK細胞が活性化して抵抗力が上がり感染しにくくなる...などなど。

「どれも本当で、どれも嘘です」...と言ったら驚くでしょうか。受け取る側が情報をどのように解釈して、どのように信じて、行動するか次第で真偽はゆらぐとわたしは考えています。「必ず新コロに効く」という情報の真偽を完全に証明することは誰にもできない、と考えたほうがいい。もっともらしい情報はあるでしょう。それを信じるかはあなた次第です。信じるのは自由ですが、恐怖心に駆られて他人に「あれがいい、これがダメ」と言いふらすのは、やめたほうがよさそうです。

※あいまいで、はっきりしない状態を人は嫌がりますので、このように「いろんな情報・意見を聞いて、自分で判断して行動しよう!」という考えは受けないでしょう。多少雑でもシンプルに方向性を示してほしい!という心理があります。責任は情報発信者にかぶせる前提ですが無意識です。あいまいな意見はつまらないし、商業メディア的には金にならない。過激でシンプルな情報のほうが刺さるからです。

絶対正解はないと知る 〜がん医療の情報にまつわる教訓〜

私は数年前に胃がんがわかった時に、あらゆる方法で情報をかきあつめました。お医者さんや がんの先輩方の意見を聞くこともしました。書籍からもネットからも情報を集めました。

結論は「絶対正解はない」ということです。

代替療法もいくつも試して、最終的には標準医療にお世話になりました。結果的に意味がなかったようなものもありました。しかし、自分で調べ、取捨選択し、結果を受け止めたことで後悔はありません。またお医者さんも絶対視・神聖視することなく、頼れる強力な共闘パートナーとして捉えるようになりました。お医者さん側も良識ある先生は大抵 インフォームド・コンセントを大切にします。

お仕事をされている方には自明のことではないでしょうか。責任が伴う仕事において、「絶対大丈夫です。効果を保証します」なんて言う機会は、まずありません。実際は隠れた小さな条件がいくつもあって、そこらへんを丸めて「基本的に・ほぼ大丈夫でしょう」と言う程度が関の山です。もし外れたら、”想定外”=想定条件から外れたという説明になります。想定外の一言で済まされないのは、どこぞやの原発も人体も同様です。

マスクをつけても問題が起きないならつける。買い占めはしない、そもそも恐れず冷静にとらえ、自分で落ち着いて考え、行動する。当たり前のことこそ、まず実践すべき大切なことです。

自分の信じるものを選ぶ

いままで書いてきたことと一見矛盾するようですが、正解がない中では、自分が冷静に吟味し信じようと決めたものを選ぶことが大切になります。
「効果がある/ない」の「効果」とは、何を意味しているのか?一般的に、エビデンスが揃わなければ、医学的に「効果がある」とは保証できません。エビデンスは大切で意味のあるものです。臨床データを元にした確率的な数字により判断できる根拠です。

エビデンスとは
一般には、医学および保健医療の分野では、ある治療法がある病気・怪我・症状に対して、効果があることを示す証拠や検証結果・臨床結果を指す。エビデンスは、医療行為において治療法を選択する際「確率的な情報」として、少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に指針として利用される。

エビデンスが揃ったら信じるのか。エビデンスが確立していなくても、自分の中で信じられるものなら信じるのか。例えば「体を温めることは、がん対策によい、新型コロナウイルス対策によい。しかしエビデンスはまだない」という情報が出てきたときに、これを信じるかどうか。その根拠の確認と共に、実際に試せることなら体感して判断するというのも一つの解になるでしょう。

専門家の意見は大切ですし、研究結果も有益です。しかし、医学のエビデンスは確率論ベースで成立するものです。統計的に有意であれば十分な研究成果です。一方で、実際には個体差があります。100%はない。同じ条件でも発症重篤化する人/しない人がいる。ステージ3-bの胃がんの5年生存率は50%。「がんの腫瘍が浸潤しており、リンパ節への転移が見られる」という同じ条件下でも、生きる方と亡くなる方が50%ずついらっしゃる。ちょうど半分です。サイコロを降って奇数は生きる、偶数は死ぬというのと同じ確率です。実際は1回だけふり、奇数・偶数のいずれかが出ます。つまり、(5年後時点までに)生きるか・死ぬかどちらかです。少なくともお医者さんは、科学的な意味で個体の回復の絶対保証は基本的にしてくれません。

どのように信じるか、絶対はないものと理解しつつ、確率論を意識して信じる度合いを決めるのが、現実的な選択だと考えます。

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3人の子どもをホームスクーリングで育てています。2006年から15年目になります。父親のがん闘病はじめいくつかの問題も家族で乗り切り、あーだこーだ文句言ったりしながら、家族の絆を育んでいます。日々のこと、家庭教育のこと、派生して考えることを書き続けていきます。

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