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オンライン情報デトックス合宿レポート

先日、夫と営む岐阜県西美濃の古民家宿「ホニャラノイエ」にて表題の合宿企画をオンラインで2日間試しに立ち上げました。

朝昼夜のオンライントークタイムを除いてはPC携帯テレビ新聞などの情報源をシャットアウトするというものでした。

もともとはリアルでやりたかったんですが、新型コロナウイルスで集まるのが難しい状況でもあり、「じゃあオンラインでやったらいいんじゃね?」「でも情報デトックスやのにオンラインってなんやねん!」という半分冗談から生まれた企画です。

日、月の2日間で朝8時と昼14時夜20時と、40分ずつという、平日絡みで中途半端に拘束時間が多いというオンラインなのに参入障壁がやたら高いこの企画に、それでもホニャラノイエの2名含め5名の方が手を挙げてくれました。

あと、オンライン情報のデトックス合宿と勘違いされた方もいたかもしれませんが、こちら【オンライン開催】の情報デトックス合宿でした。いやー名前大事ですね 汗

参加動機は様々で、スマホ依存で肩が凝るから脱スマホしたい、とか、子どもの頃携帯なかったころの暮らしを思い出したいとかそんな声が聞かれました。

私のテーマは「空白に何が生まれるか」私は、ついつい携帯を触る時間が長くなりがちなので、それを止めて時間の空白と頭の空白を作ることで、入ってくるものに興味がありました。

みなさんそれぞれ仕事の合間だったりするので、それぞれ電話は受けるけどメールは見ないとか、独自ルールを設定して情報を制限していただきました。

ホニャラノイエメンバーは、ミーティング時以外は、携帯、PCを見ない(テレビと新聞はもとからない)という設定でした。

やってみてまず驚いたのが、時間がビックリするぐらい生まれたことです。武留君と朝8時から40分トーク後に、いつもだと大体この頃に朝ご飯食べ終わりその後30分か下手したら1時間くらい携帯を触っていた気がします。
でもそれができないのでどうしようとなり、朝散歩へお出かけ。日曜日だったのでたくさんの散歩中の人とあいさつでき、気持ち良い朝のスタートを切れました。

そこから庭掃除とか始めたんですが、時間がいつもよりたっぷりあって驚きました。他にも私がケーキを焼いたり、夫がトランプの新ゲームを開発したりと、二人でのコミュニケーションの時間が増えました。

二つ目は頭がとてもすっきりしました。それまでは毎日コロナウイルスのニュースを見ては「〇〇でも出たらしいね」とか「〇〇も休館らしいよ」とかそういう会話を交わしてなんとなく暗い気持ちになるというのが日課のようになってましたが、それがなくなったので、頭に空白が出来た気がします。そのおかげで散歩していてもいつも見えてなかったものが見えました。電柱のカラスの巣とか。

携帯だと主に視覚情報と脳内思考のみなので、それを遮断することで欲を言えば聴覚、触覚、嗅覚、味覚を研ぎ澄ましたいという思いもありました。劇的な変化はありませんでしたが、それでも2日間でも普段より感じるものはありました。

それと、携帯とPCを使わなくすると、行動の選択肢が単純に減るので思考がシンプルになりますね。

もう一つのポイントは、このオンライン情報デトックス合宿では朝昼晩40分ずつトークする時間を設けていたんですが、特に昼の14時からの40分とか中途半端な時間だし40分の会話長いかなあと思っていたのですが、これが楽しみになってくるから不思議でした。

いつもだったら携帯を触ったりして外部情報を入れていた気持ちが、リアルコミュニケーションに向いたんだと思います。みなさんそれぞれの日常を続けながらの参加だったので全部の時間に参加したのはホニャラノイエくらいでしたが(笑)

たわいのない会話が楽しかったですし、ほぼ参加してくれた布施院さんとは2日間1日3回テレビ電話で話して、「家族みたい!」とちょっと思っちゃいました。

これも情報デトックスでうまれた「贅沢」の一つのような気がします。経済につながらないので意味のないとされているものの中にある余白、贅沢。

参加者の感想としては、「無意識で電話きてないか、メール見なきゃと思う時間が沢山あったことに気付いてそれを辞められたことは意味があった」「脳が休まった」などの声のほかに、「やっぱりリアルでやってほしい。オンラインだと一人だからやっぱりつい携帯を見てしまう」という声もありました。

私としては、収穫はかなり大きかったので、来月以降も継続的に企画していこうかと思っています。

興味がある方は、フェイスブックで告知しますのでホニャラノイエのフェイスブックをぜひフォローしといてください。またこの日に是非、というリクエストも歓迎です。




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