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インドア系5人、山へ── (ネット、水道、電気完備) 2023/08/05-06















鹿角しかづの持ちの状態ですみません。お久しぶりです、齋藤です。先程載せた経緯があって先日グランピングに行ってまいりました。

・当たり前のようにグランピングという言葉を使っているけど、そもそもグランピングって何??? そんな方のためにまずはグランピングの意味からお教えします。ご安心ください。



グランピングとはグラマラス(豪華な)とキャンプを組み合わせた言葉で、キャンプ道具を用意しなくても気軽にキャンプを楽しめる体験のことです。

出典:観光三重



・だそうです。




・要は俺たちみたいなインドア系の人間でも準備ゼロでキャンプの“トロ”の部分を享受できる最適化された娯楽の1種だわな!!!!!!!!!!!!!






・というわけで“グランピング場で大喜利をしたい”という明らかにキャンプ慣れしていない人間の願望を胸に秘め、PICA秩父に行ってきた。参加者の中だと僕の実家が比較的目的地に近かったため、僕が車を出すことになった。正直車に乗るようになって4ヶ月くらいの人間にはやや荷が重いような気もするけど、何事もなければレンタカーを借りるよりずっと費用を抑えられるし制約も少ないので割り切るしかない。



・少しでも緊張を和らげるために小糸ちゃんに来賓として参加してもらいました。彼女がいるのといないのでは運転の精度がダンチなので……




危ないのでハンドルは両手で握った方がいい




この後普通に道を間違えた




橋を渡るときに意味もなく乗客全員叫ばせていた





・着きました。目的地に近づくに連れて車窓からの景色がどんどん原始的になっていく感じがかなり旅行感があってよかったです。

・写真だと全然そんなことないし、運転中もなるべく平静を保っていたのですが、そんなでもない馬力の車に定員マックスかつ荷物を積んだ状態だと一人のときと車の挙動がかなり違っていてかなり怖かった。全然加速しないし、加速したらしたで今度はなかなか減速してくれないしで超大変。“重力”の存在をここまで身近に感じたのはこの日が初めてだったかも。

・それを経て思うのは“バスの運転手さんは狂っている”ということだ。特に観光バス。そもそも車の性能が全然違うから単純な比較はできないけど、あれだけの人数と荷物を載せて運転するとなるともう意味がわからないくらい繊細な操作が求められるはず。学生の修学旅行の運転に携わることになったりした日には背負ってる命と責任の大きさがデカすぎて気が気じゃないはずだ。少なくとも自分が運転手だったら絶対に耐えられない。俺たちはもっと運転手さんに心から感謝するべきだったんじゃないのか……?



・話を戻そう。




・先ほど載せた写真はあくまでエントランスなので、宿泊する建物までは結構な山道を別途歩く必要がある。写真でも伺えるようにちゃんと山なのでスタッフの方から「舗装された道以外は絶対行かないでくださいね」と言われた。怖い。あと毛虫がたくさん死んでいた。僕は毛虫がとにかく苦手なので気が狂いそうだった。




・見ず知らずのインターネット人間どもと宿泊するのはとんでもない苦痛なのではという懸念があったので、小糸ちゃんには車内で待機してもらう運びとなりました。ごめんね……




・いろいろありましたが着きました。ここが俺たちの“城”です。テントと違ってグランピングで使われる建物はしっかり住居なのでキャンプの不便さみたいなものが全然ない。エアコンもあるしテレビもある。なんならネットすら繋がってる。建物の中と外で環境が違いすぎてて面白い。グランピング、パソコンくんに対してあまりに優しすぎる。

・旅の目的地に着いて一段落したタイミングですることと言えば……?




・オドループのあれですね。




オドループのあれ






・逆でしたね。




・室内はこんな感じで、ちょうど5人が各々のパーソナルスペースを確保できるくらいの広さでいい感じ。写真には写ってないけど冷蔵庫も洗面台もトイレもシャワーもある。ここまで充実しているともうキャンプという感じは全然ない。




・みんなが今後の予定の確認やら荷開けやらボドゲやらをしている間、僕はずっと大喜利用のフリップに 初カキコ……ども…… のコピペを書いていた。すみません、これに関しては動機とか目的とかが全く無いので説明のしようがない。

・今回一緒に遊びに行った人たちは大学の頃に所属していた部活の先輩なんだけど、知り合ってから時間が経つに連れて、自分の奇行に対する反応が こいつやば笑 から おk くらいまでなってる気がする。良くない方向で受容されてしまっている。分かんないけど、良くない気がする。遊んでる最中も良くない気がしていたので2時間おきくらいに「こんなのは正しい会話じゃない 俺は罰を受けなくてはならない」 「1回正しくなりたいんで辞めます 全部」 みたいなことを言うBad状態に入っていた。ダルすぎるし、そんなことを言われても知ったこっちゃないので最悪だ。





・最悪だ。






・余談だけど、このフリップ、出発直前で当初買おうとしていたものが不明瞭なトラブルが原因で届かなくなったので急遽買い直したものだったりする。結果的に倍くらいの値段のものを買うことになってしまった。



・一緒に買ったマーカーもペン先が太いものを買ったと思っていたら極細のものだったし、3点セットだったし、そもそも買い直したホワイトボードに同じものが同梱されていたので全く必要のない買い物だった。2個も買ってしまったので、今、自宅にマーカーが8本ある。たぶん2000円くらいは損している。まあ、金額を認識しなければ損は損じゃないので……



・話を戻そう。







・晩ごはんはコテージに備え付けられてるグリルでバーベキューだった。食材も機材も全部込みで宿泊プランに組み込まれているので誰も何も当日まで準備をしていないし、しなくてなんの問題もなかった。すごない???

・少なからず場の雰囲気による補正はかかっていただろうけど、食事の方もめちゃくちゃ美味しかった。うますぎて皿によそった瞬間食べちゃったので写真は無いけど、バーニャカウダがやたら美味しかった。瞬間最大風速なら肉を超えていた瞬間すらあったと思う。バーニャカウダ専門店があるなら行きたいもん、俺。


・ここまで書くと至れり尽くせりで完璧な食事に見えるけど、いくら潤沢な設備があれどそれを扱うのがインターネット野郎ばかりだとどうしても綻びが出てくる。



・「手順がいまいちわからない」「既におなかいっぱい」という理由でメスティン(なんか炊飯に使うやつ)は貸された状態のまま放置されてるし、デザートにスモアを作ろうと思って買ったマシュマロとクッキーは一度も開封されることは無かった。流石にもったいないので炊かれることのなかったお米は一人暮らし中の友達が、マシュマロは食いしん坊の友達が持って帰ることになった。さすがのグランピングでも、ノープランで動くヤツらまでは庇ってくれない──



・食後はボドゲをする、何故か水風呂が用意されていないという大きな欠落を抱えたサウナに入る、酒を飲む、踊る、ボドゲをする、大喜利をする、カップ麺を食べる、ボドゲをするなどして楽しい時間を過ごしたのですが、



・“大学生の宅飲み”を想起させる終わってる写真が1枚だけあったのみで、それ以外の一切の記録が残っていませんでした。てかこれ本当にグランピングの写真????

・そんなこんなで山での一泊はなんかフワフワした楽しさに包まれるようにして終わった。






・翌朝、全員あんま眠れなかったせいで明らかに本調子じゃないながらもオシャレな朝食をそこそこ急いで食べてグランピング場を後にした。お陰様で忘れ物も無く定刻通りにチェックアウト出来た。これが普通のキャンプだったら絶対何かしらしょうトラブルが起きてただろうな。

・グランピング、総じて良かったな。料金は普通にホテルとかに泊まるよりも高くついちゃうけど、今回行ったところは諸々のサービスが全部料金に組込まれていて値段相応のものだったし、なんならそれ以上に過ごしやすかった。“非日常的な空間にノープランで宿泊できる”というのはグランピングの一番の魅力だし、それはキャンプとはジャンルが違う楽しさのように感じた。便利さと不自由さのバランスがマジでちょうどいい感じだったので本当に楽しかった。これが山じゃなくて海の近くとかだったらまた色々変わってくるのかな。行ってみたいかも。

・今思い出したけど、俺、今回の宿泊費を予約してくれた友達に払ってないな。“料金が高くつく”って書いたけどそれ以前の状態だった。これは本当に良くないので可及的速やかに振り込もうと思います。






















・チェックアウト後は秩父市内でゆるゆる観光してご飯食べたり、同じく埼玉県の上尾市にある小泉氷川公園に行ったりしていた。前者はともかく、公園に行った理由は“オモコロチャンネルの企画で行ってたから”一点だけです。これらについて色々書いてるとキリが無くなっちゃうのであれこれ書きませんが、ただ一つ言えるのは“行く先も目的もフワフワしてる人間にハンドルを任せない方がいい”ということです。盛り下がります。





・これは思いの外盛り下がってしまったことを死ぬほど後悔している俺です。






エンドナンバー:6  
『懺悔』


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