エッセイ「街と本」

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記事

「本の森」  下田 玲奈

初めて尾崎翠の名を知ったのは、大学一年の春休み、屋久島での旅の途中で、であった。私は普通電車を、地元小田原から乗り継ぎ乗り継ぎ、三日間かけてそ...

「思い出の片隅」   ayaya

街に本屋は必要か。 唐突なその問いかけの答えは私にとってあまりにも当たり前過ぎて、考えたことすらなかった。本好きと言うには程遠い私でも、本屋の...

「本屋がくれた旅」  わすれなぐさ

5年前の年末、わたしは三重県の伊勢神宮にいた。駅に降りたってから内宮までずっと、人の波に飲まれっぱなしだった。街は、観光客の対応もしながら来た...

「トレードマークとしての本屋」  わかりお

街のトレードマークのような本屋だった。  いつものようにトートバッグを抱え、レジの後ろにある小さな倉庫に入る。たくさんのバッグがひしめき合う中...

「冷たいパフェと美術の棚へ」   西内繭子

現代美術、映画、演劇。文学部のキャンパスの前のその本屋に入ってすぐ左手、L字を描いてぎっしりと抜けないほどに詰まった美術ジャンルの棚は、色とり...

「街と本(屋)」   夢丘彩子

まだ、元号が昭和だった頃… 日本各地には商店街が有り… 当然のように本屋さんが並んでいた…。 日本中がお祭り騒ぎになったような高度成長期が終焉...

「街と本と父」   あつうに

八歳か十歳かそれくらいの頃、家族みんなで阪急電車に乗って街へお出かけする週末、父はいつも文庫本を片手に家を出て、わたしと弟、母をおいてすたすた...

「本の記憶、街の記憶」   アサガタ

私が子どもの頃、街には4、5軒の本屋があったと思う。今住んでいる街の最後の1軒は、昨年4月に閉店した。本と一緒に売られていた文房具は、私のとびきり...

「図書券とボク」 タケウチユウキ

ある日を境に、オジさんがくれるお年玉が全て図書券になった。 日本銀行券でなければ、おもちゃを買うことも、 駄菓子を買うこともできない。図書券は本...

「理想の本屋」 motoishi

自分の住んでいる街にあったら良いと思う理想の本屋について書いていく。まず一番大切なこと。それは、静かであること。本屋は静かでなければならないと...