夏のキャンプ（日常の不思議ファイル　４３）

中学の教諭である友人の話。
毎年夏休みには生徒を引率してキャンプに行くそうです。

キャンプに行けばお約束のように肝試し。
先生方があちこち手分けして一人ずつ隠れて生徒を脅かします。

二人一組で生徒が順番にやってくるのですが、
ある年、肝試しに来る生徒がものすごく怖がるので、
ある場所に隠れて脅かしていた先生は不思議に思っていたのだそうです。

すべて終わって、生徒たちから、
どの先生もそんなに怖くなかったけど、

〇〇先生のところだけはすごく怖くて
一緒にいたもう一人のすごく怖い先生は誰ですか？
と聞かれたそうです。

翌年から先生方の間ではあそこで肝試しはやめよう、
ということになったそうです。、