【ヨシタケシンスケ展かもしれない】ユニークな発想の源に迫る大規模展覧会(世田谷美術館)
日常の風景を独特のユーモアセンスで描き続ける絵本作家・イラストレーター、ヨシタケシンスケ氏。絵本作家としてのデビュー作『りんごかもしれない』(2013年)は、目の前のりんごは「りんごじゃないかもしれない」、もしかするとりんご型の部屋?、りんご型のメカ?……と、りんごの可能性を妄想していく可愛らしさで大人気となった作品だ。
そんな果てしない妄想やアイデア、思わず笑ってしまうような人のしぐさなど、ユニークな発想とあたたかな観察眼を持つヨシタケ氏の創作の源は、いったいどこにあるのだろうか。
本展は、日々描きためてきた小さなスケッチの複製約2000点に、絵本原画や学生時代に制作した立体作品など約400点、ヨシタケ氏の作品世界に入り込める体験型展示を通して、独創性豊かな作家の頭の中をのぞいてみようという展覧会だ。
出典:ひととき2022年6月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。
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