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ほんのひととき、はじめます。

はじめまして。ほんのひととき編集チームです。

本日より、「ほんのひととき」というウェブサイトをこのnote上にオープンいたします。“旅や本にまつわる読みもの”を中心に、東海道・山陽新幹線のグリーン車に用意されている旅の月刊誌「ひととき」の連載アーカイブや、文化歴史をテーマとした書籍などをご紹介していきます。

来年で20周年を迎える「ひととき」は、春には京都や奈良の満開の桜、夏には新緑鮮やかな社寺……日本ならではの四季折々の景色をはじめ、地域の食や文化、今輝いている人へのインタビューなどを毎月お届けしています。置かれている書店が限られていることもあり、一般的にはあまり知られていない雑誌かもしれません。

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先月20日に発売された4月号では、奈良と京都、古都の桜が特集されています。そのなかで、以前からご縁のある奈良市出身の堂本剛さん、京都市出身の吉岡里帆さんに、“故郷の桜”について語っていただきました。お二人のインタビューは後日、このサイト上にも掲載いたしますので、ぜひご期待ください。

また、弊社、ウェッジ社が発行している書籍には、「そうだ 京都、行こう。」のCMをとりまとめたものや、台湾探訪などの旅系、文化、歴史ものなどがあります。

書籍

近刊の『征夷大将軍になり損ねた男たち』については、筆者の二木謙一さんへのインタビューを明日アップしますので、ぜひご覧ください。「ほんのひととき」編集チームが初めて撮影・制作に挑戦した動画もありますので、そちらもお見逃しなく。担当したスタッフによるとかなり悪戦苦闘したようで、翌日、手首が動かないと訴えていた力作です(笑)

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――これらのものを皆さまにお届けしたいとサイトオープンに向けて準備を始めたのは、昨年10月ごろでした。

その頃には、まさか世の中がこのような事態になるとは、想像もしていませんでした。

 「桜が咲く頃になったら、一緒に花見に行こうね」
 「次のゴールデンウィークには、そっちに帰るから」

こんな約束はもちろん、日常の生活もままならない今。はたして、このサイトを立ち上げる意味があるのだろうかと正直悩み、この所信表明も、なかなか書き始めることができませんでした。

そうした中、Twitter上で一つのコメントを見つけました。

これを読んだ時、なんだか救われたような気持ちになりました。

ただぼんやり眺めたお寺の庭の色鮮やかな緑。ひたすら聴き続けた波の音……。旅の思い出というのは、不思議と色褪せずに心に残っているものではないでしょうか。

果たせなくなってしまった約束がたくさんあって、先行きもどうなるかわからない。そんな今の状況でも、このサイトに来ればかつての旅を思い出し、心が満たされる。心惹かれる光景を見つけた時には、「いつか訪れてみたい」という希望を持てる。

読者の皆さまがほっと一息をつけるようなサイトにしたいと切に願っております。

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もしよろしければ、「ほんのひととき」をフォローしていただけますと、今後の更新情報がお届けできるようになります。以後、どうぞよろしくお願いいたします。

  2020年4月17日

    ほんのひととき編集チーム


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