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読みたい本が次々見つかる!「つぎ、なにをよむ?」「まなの本棚」

つぎ、なにをよむ?

本を開くとまずこんなページが出てきます「この本のつかいかた」

①きょうみのあるとびらをえらぶ

例えば・・・
たんてい・どろぼうのとびら
ふしぎのとびら、おばけ
ようかいのとびら
おみせやさんのとびら

②「はじめの1さつ」をよんでみよう

③チャートをみて、つぎによむ本をみつけよう!

例えば・・・
たんていのおはなしがもっとよみたい!「はい」「いいえ」
どっちがよみたい?「㋐わらえるおはなし」「㋑かっこいいおはなし」
どっちがすき?「㋐パンケーキ」「㋑アップルパイ」

④1さつよんだら、チャートにもどってまたつぎへすすもう!

⑤つぎのとびらへいってみよう


子供が食いつくのはなんといっても「チャート」のページですね。
大人も子供も、みんなこういうの好きですよねぇ。

はじめから「読みたい本をみつけるぞォ!」と意気込まなくても、親子で楽しく会話しながらチャートを辿り、子供の方から「この本読んでみたい」と言い出せばしめたものです。


3・4年生向け

5・6年生向け

オールカラーで、挿絵もとっても可愛くって、つい手にとりたくなります。
それぞれの本の紹介文も、長すぎず短すぎず子供にとって程良い分量で紹介されていて「ここがおもしろいよ!」などの興味を惹くポイントも。

挿絵だけ見ていても飽きないくらい、本当に細かいところまで手を抜かず「面白そう!」が紙面からあふれ出しているような本です。

読書感想文の宿題が出たけれど何を読めばと迷っている子にもおすすめ。
読書習慣がない子にプレゼントしてみるのもいいかも。

最初のページから順番に読まなくても、気まぐれにめくって読むのも楽しいです。
きっと読みたい本が見つかるから、付箋をお忘れなく。


小中学生~大人まで、幅広い年代に

こちらの本にも、付箋がたくさん。全て小4の娘が付けたものです。

この本のおすすめポイントは、芦田愛菜ちゃんのかっこつけない、親しみやすい文章です。(親しみをこめてちゃん付けで呼ばせてもらいました)
よく知ってる親戚のお姉さんと向かい合ってお茶を飲みながら最近読んだ本の話をしているような気分で、すらすらと読めます。

この物語からどういうことを考えさせられたとか、当時クラスメイトとこの本のこういう話題で盛り上がったとか。
そういうエピソードから、その本を読む自分や子供たちを想像できるところが「まなの本棚」の魅力だと思います。


絵本から、学習まんが、図鑑、平安時代から明治時代までの日本文学や、海外文学まで幅広く紹介されているので、大人も子供もどの年代の人にも読みたい本が見つかるはず。我が家のように家族みんなで読んでも。

著名人や作家さんとの本にまつわる対談とか、好きな登場人物から本を紹介するコラムがあったりとか、単なる本の紹介だけではなく、「本の世界って楽しいよね!」という愛情や熱意が詰まっていて、娘も私も最初から最後まで一気に読んじゃいました。


ちなみに、芦田愛ちゃんは「都会のトム&ソーヤ」の創也か内人かでは、内人派なんだそうです。
どっちも魅力的な登場人物で二人とも友達になってみたいけれど、私もどちらかと言ったら内人派かな。内人のサバイバル力は自分にはないものなので憧れます!



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