できる限り良い終わりにしたいと思っている

リスクはない、やった分より少し少ない分だけ必ず返ってくる選択と
リスクもあり、ただ無駄にしただけの失敗になる可能性もあるが
リスクを賭けた以上、やった分よりも返ってくる選択。

学生生活のラスト半年。私はこの半年をどう生きるか悩んでいる。
バイトに明け暮れ、身を削り大金を得るか、
金もなく貧乏ではあるが、自分の好きな事に没頭して
先の見えない冒険に出るか。

残念ながら、両方を得ると言うのは不可能である。
両方得ようとした結果、前者の方になり、自分の時間が全くないのだから。

結果的に前者の選択をしてわかったことは3つ。
自分はやるときはとことんやってしまう性格であること。
没頭するために必要な機材は揃っていること。
そして私は、逃げで前者の選択をしていること。

自分に自信が無いと言われれば返す言葉もない。
素直になれない自分だが、客観的に見れば、明らかに、
冒険して良い終わりにできる自信が無いと言うことだ。

学生生活も残り半年。最高の半年にしたい。人生最後。
バイト地獄を体験してわかった。学生生活は、人生の半分以上の価値が
ある。と思う。

不自由な自由であるから。大人になれば、完全に自由だ。それは、
常に自分を見つめ問いただし、孤独に道を進み、冷たい隙間風に耐えながら行く寂しい旅であるだろうと思う。

一方学生は、ほのぼのしたり、暑くなったり、寒さの中でも誰かといて、誰かに見守られる暖かい日々だ。傷ついて、夢を見て、だらけて、走って。そんな感情の波が激しい旅だ。

私はそんな学生生活を送ってきた。卒業するときはとてつもなく悲しいだろう。嫌なことの方が多かったように感じるが、それも全部今では愛おしい。

私は、悲しいと感じたくない。失敗したくない。だから逃げて確実な前者を選んでいるのだろう。
残り半年を、クソみたいな半年にして、早く自立したいと言うバネを必死に蓄えようとしている。

しかし、ふと予想してしまう。そのバネのロックが解放されたとき、弾け飛ぶのは、ワクワクではなく、激しい後悔では無いかと。

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