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【12分で解説】レバレッジ・リーディング

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1. この動画から得られるもの


今回ご紹介する本は「100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ レバレッジ・リーディング」です。著者は本田直之さん。ご自身でコンサルティング会社社長も務めており、少ない労力で多くの成果をあげるための「レバレッジマネジメント」のアドバイスなどを行なっている方です。

今回の動画では「ビジネス書の効率的な読書法」をご紹介します。現在、ビジネス書は非常に多くの数が出版されており、それを全て自分一人で読むことは不可能に近いです。また、一度知識や情報として蓄えたとしても、インターネットの普及により情報の鮮度が劣化するスピードが格段に速くなっているため、常にアップデートしていかなければなりません。そのような状況下で、ビジネス書の読書を効率的に行いたい人は多いと思います。また、そもそも読書をしたいけど継続しないという人もいると思います。そんな要望や悩みを持つビジネスパーソンにとって、今回の動画は非常に参考になると思います。それではさっそく解説していきます!


2. 多読のすすめ


詳しい読書法などを解説する前に、この本でなぜ「読書」そして「多読」が推奨されているかを簡単に説明します。

まずは読書を推奨する理由です。これは、本の著者が長い年月をかけて努力してきたことを、安価かつ時間をかけずに学ぶことができるためです。実際にその人に会って話を聞こうとするとかなりの手間がかかります。また、手間をかけたとしても実際に会って話を聞くことができないかもしれません。その点、読書であれば、本の代金はかかるもののそこまで高額ではないですし、コンパクトにまとめられた内容を短い時間でインプットすることができます。非常に「効率的な投資」とも言えるでしょう。

次に多読を推奨する理由ですが、これは情報のアップデートに対応するためです。動画の冒頭でもお伝えしましたが、インターネットの普及によって、情報の鮮度が劣化するスピードがものすごく速くなっています。効率的に多くの本を読むことができるようになる多読を通し、最新の情報をキャッチアップしておくことで、ビジネスの幅が広がります。1冊の良書を最初から最後まで理解して読むことも大切ですが、これを全ての本でやっていては、時間がいくらあっても足りません。その点、短い時間で効率的に情報をインプットできる多読は、今の時代にあった読書法と言えます。


3. 読書は選書から始まっている


さて、ここからは効率的な読書法について説明していきます。まずは読書する本を選定する「選書」について説明します。多読をする上で選書は非常に重要です。先ほど読書は「効率的な投資」だとお話ししましたが、読書を実際の投資と同じように考えることを著者は推奨しています。実際の投資でも、投資対象を選定する際は「投資の目的を考える」「情報を収集する」「どこで買うかを考える」の3つのステップで考えます。選書も同じように考えることで、効率的な投資、すなわち効率的な読書につながるというわけです。ステップごとにポイントを説明していきます。

まずは読書の目的を考えること。自分のキャリアアップや成長には何が必要なのか考え、読書の目的を設定した上で選書しましょう。そうすることによって、目的に沿って知識や情報を蓄えようと意識が働くため、読書効率が非常に高くなります。

次に情報収集をすること。ここで重要なことは、自分以外の第三者の情報を参考にすることです。自身の直感を大切にして本を選ぶのも良いのですが、それでは見識が広がっていきません。できるだけ客観的に本を紹介してくれるものに目を通すようにすると、良書との出会いがあるはずです。新聞や情報誌には書籍を紹介するコーナーもありますので、その辺りを参考にしてみるのも良いですし、本の内容を要約しているサービスや、読むべき本を紹介してくれるメールマガジンなどもあるようですので、積極的に利用していきましょう。

最後はどこで買うか考えること。選択肢は2つで、書店などのリアル店舗で買うか、インターネットサイトで買うかです。それぞれに良さがありますが、リアル店舗はなんとなくコーナーを回って受動的に本が選べることが利点です。店頭のポップアップなども参考になります。一方、インターネットサイトだと、すでに購入が決まっている本を買うのに向いています。また、購入した書籍を選んだ人が、他に購入した本を紹介してくれる「レコメンド機能」などを利用すると、新たな本との出会いがあります。用途によって使い分けることがおすすめです。


4. 本気で読むのは重要な部分だけ


次は具体的な本の読み方を解説します。4つの工程にわけて読むのがポイントです。順に説明していきます。

1つ目は、本の目的を明確化することです。目の前の本からどんなことを吸収するのかを念頭に置きながら読むことで、読み方に強弱をつけることができます。自分に必要なところは熟読し、それ以外の部分は斜め読みができるので、重要なポイントを記憶することができますし、読書時間も大幅に削ることができます。

2つ目は、読書に制限時間を設けることです。制限時間を設けることで、余計な部分に時間を割いてしまうことがなくなります。読書が続かない人の典型例は、1冊の本を最初から最後までしっかり覚えようとして、結局最後まで読まずに挫折してしまいます。極論を言うと、本は全部読まなくていいんです。目的に沿って重要な部分のみ目を通し、短い時間でインプットすることを心がけましょう。

3つ目は、本の全体を俯瞰することです。全体像を掴むことで、自分が必要とするポイントがどこにあるのかイメージすることができ、より重要なところに時間をかけられるようになります。まえがき、目次、あとがきを参考にすると全体像を掴むことができますので、試してみてください。

最後は、先ほどまでの工程を意識して読書をすることです。紹介した工程を意識することで、「強弱をつけて読むこと」、「ポイントを絞って読むこと」ができるようになっていると思います。ただ単に読書をするよりも、より効率的に継続して読書することができるようになります。効率的に読書することができれば、より多くの本を読むことができ、多くの知識や情報がインプットできますね。これが多読です。ここまで聞いていると、読書を通してより少ない労力で多くの成果を上げる「レバレッジ・リーディング」のコツが少しずつわかってきたのではないでしょうか?

5. 重要なのは読み終えた後


ここまでは選書や本の読み方のコツを解説してきましたが、何より重要なのはインプットしたことをビジネスに活かすことです。これは多読によって得られた知識や情報を「習慣化」することで実現することができます。習慣化する方法はいくつかありますが、著者は読書から得られたものについてメモにまとめ、それをいつでも目を通せるようにしておくことが重要だといっています。自分の中で習慣化できるまで繰り返しメモを読み返すことで、無意識に実践で使うことができるようになります。ビジネスで使うことができるようになって、それをさらに磨き上げていくことができれば、読書という自己投資が何倍もの利益になって返ってくることになります。読書だけで終わらず、それを習慣化し、実践に活かせるレベルになるまで鍛え抜いていきましょう。

6. まとめ


ここまでの話をまとめますね。

まずは読書と多読の重要な理由は、
・本の著者が努力して得てきたものを安価かつ短い時間で理解できる
・新陳代謝が激しい情報のアップデートができる
ため重要だという話をしました。

次に具体的な読書法ですが、ここでは「選書」と「読み方」についてご紹介しました。
選書は、①読書の目的を持つこと、②情報収集をすること、③どこで買うかを考えることの3つを通し、自分にとっての良書に出会える確率を上げることができます。
読み方は、①目的を明確化すること、②制限時間を設けること、③本の全体を俯瞰すること、④この3つを意識して読書すること、の4つの工程で成り立っています。また、それらを通すことで読書効率を上げることができます。

最後は実際にビジネスで活かすための方法を解説しました。実際のビジネスで活かすためには、本から得られたものをメモし、いつでも目を通せるようにしておくことが重要です。そうすることで習慣化することができ、ビジネスの現場で無意識に実践することができるようになります。読書という自己投資が、実際のビジネスを通して何倍もの利益を生み出してくれるというわけです。
多読を活用した効率的な読書法を通し、読書という自己投資が何倍もの利益となって返ってくることを祈って、この動画を終わりにしたいと思います。ご視聴ありがとうございました!

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