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バイクで体感した韓国の道路事情

おことわり

今回走って体験的に感じたことです。主観が結構はいっています。きちんと調べて書いてないので間違っているところもあるかもしれません、いやあるでしょう。

右側通行

車両は右側通行なので日本とは反対。最初こそ戸惑うけれど、それはすぐに慣れる。

回転交差路 회전교차로 ラウンドアバウト

こんなに多いとは思わなかった。
マレーシアで経験はしていたけれど、これほど多くのラウンドアバウトを通るとは思わなかった。都市にも地方にもある。だいたい地方を走っていたので、都市がどれだけ多いかはわからない。右回りで入るのだけれど左から来る車に少し神経は使う。出るときは問題ない。ナビゲーションの音声で「回転交差路がある」「何番目の出口を出る」という趣旨のアナウンスがなされ、ナビゲーションマップと同時に確認すれば不安感はない。
特に田舎の道だとこのおかげで信号がかなり少ないと思うのでスムーズに通行できた。個人的にはかなり便利に思う。

右左折 Uターン

右折(日本では左折になる)ルールが根本的に違う。進行方向の信号が赤でもなんでもわたることができる。直進と車線を分けていることも多い。これで交通の流れがスムーズになる。ただし歩行者優先は大原則。Uターンは信号のところでなく右折レーンに入っていればそのずっと前からUターンができる。なれると便利だ。

左折(日本では左折)
これはなんとも言えない。信号の出方は少し違うけれど日本とは同じか。

一般国道と制限速度

子ども保護の観点から学校の近くなどいわゆるスクールゾーンは無条件で30km。ただし始点と終点がはっきりしているのでかなりそのルールは守られているように感じた。郊外の道だと村民保護(住居や農作業場の近く)で30km制限もある。それ以外にも40、50、60、70、80と細かく制限速度を設定している。制限速度開始の表示もはっきりしているが、その解除の表示も明確かなので安心できる。ナビゲーションも制限速度エリアをかなり何度も警告する。また制限速度を上回っているとナビゲーションマップ全体が赤っぽい背景に替わって点滅し制限速度になるまで続く。

一般国道の制限速度は80kがは普通なので日本の高速道路なみのところも多かった。これはすごい。

車線の線

韓国で最も走りやすいと思ったのはこの点だ。
中央線はもちろん車線がはっきりしている。そのために迷いが少ない。交差点の先も自分がどの車線に向かうか確信して進める。また車線の真ん中に色のついたラインが出てくる。交差点の前で直進、右折車線をはっきりさせるものだ。これもたまに役立った。
しかし、日本との比較をしても詮無いことだけど、日本の特に大阪の車線は色が薄すぎる。いや時には消えてなくなっている。慣れてしまったので最初の恐怖感は薄れてしまったが、はっきりと線が見えていれば安心して運転できるのでは。韓国の道の線は100%とは言わないが、薄くて消えかけている線にはほとんど出会わなかった。メンテナンスにしっかり手をかけているからだろう。これは予算配分の優先順位にかかわることなのでこれ以上は言わない。

トンネル

明るい。明るいとストレスがない。それが普通になって日本に戻ってトンネルに入ったとき暗いと思った。奈良に出るツーリングによく使う309号線の「水越トンネル」を、先週通ったとき暗くて怖いと思った。それまでは全然そう感じたことはなかったのだけれど。
念のため高速道路のトンネルではなく一般道のトンネルのことです。

加速防止

かなりの頻度で「加速防止トク」と言って、道路を盛り上げて目立つように黄色のラインをつけているものを通る。高速で突っ込むとバウンドする。バイクだと飛び上がってコントロールを失うと思う。なので必ず減速する。これは危ないけれど心理的に減速させる効果があるので良いと思う。ナビゲーションもほぼ完璧に「しばらくしたら加速防止トクがあります」と教えてくれる。問題は実際には道路を盛り上げていないのに黄色のラインが付いているものも多いことだ。フェイクだと思うと本物だったりする。これが意外に危ない。

ナビゲーション 高速道路とバイク

バイクは高速道路、自動車専用道路を走れない。韓国の二輪車に対する見方がかなり偏っていると思う。これについて誰も問題にしていないのかな。個人的にはおかしいと思う。
ナビゲーションはnaver地図を使った。車種の設定があり二輪車にした。これで安心してナビゲーションを頼ることができた。そうしないと自動車専用道路や高速道路に連れていかれてしまう。音声案内のタイミングも頻度も適切だったと思う。また制限速度を上回ったときの警告音と画面の色の変化にも助けられた。

バイク同士の挨拶

日本でもあるが韓国でもある。韓国のバイカーはほぼ100%挨拶をしてくれる。

日本ナンバー

バイクを持って韓国に渡った人は何人もいると思うが、とにかく珍しがられた。声を時々かけてくれるのでそれをきっかけに話ができたのはちょっと良かったかな。峠の休憩所、注油所(韓国ではチュユソと発音)でよく声をかけられた。2車線の道路を走っていると追い越していく車が私のナンバーを見て、車窓から手を振ってくれたりもしたかな。

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