落語「白内障」なめたらいかんぜよ！

連続２８日目

おはようございます、こんばんは
（昼間の人、忙しい省く）

又、こんな話、作ってみました！

題「白内障」

おばさん、いいお客さん、紹介してあげようか？
わたしは二つも（さすらい保険、迷子保険）
おばさんの保険に入っちゃったから
これ以上は無理！
実は友達からメールで今月中に白内障の手術するんだって！
怖いし不安？なんだって。
それで簡単な手術だから大丈夫よって言っておいた！
３年前にわたしもやったけど本当に簡単だった！
最初は怖かったけど！
なんでもそうよね、経験ない事のはじめって怖いものよ！
それで彼女、ぜんそく、アレルギー、腰痛、肺に影があるんだって！
それから胃カメラ検査もあるんだって！
こんなに持病あっても保険入れるの？
「えーっ！持病あり過ぎじゃない？！
ムリよ！そういうお客さん、いいわよ、保険入らなくても」
あらそう！折角だから紹介しようと思ったのに！
しかし、白内障の手術、もっと早くやればよかったわ！
素晴らしい輝いて見える世界！
眼鏡もいらないしね、コンタクトもしなくていいし！
目の中にコンタクト？レンズが入ってるのよ！
取り出して洗えないけどね！
（取り出せたら傍に居た人、気絶する！）
それに今まで気にしなかった部屋の隅々のゴミが見えるのよ！
今まで綺麗な部屋だわって思っていたのに
今じゃ、汚い部屋だわ！よ、
ひとつのゴミも気になって！
今まではゴミが落ちていることすら判らずでね！
ある意味、疲れて！ゴミ拾うのが！
「掃除機があるでしょ？なんで手でつまんでるの！」
だって足元にぽつんなんて見つけたら拾わずにいられないわ！
友達のこれからが見ものじゃありゃせんか？
「なに？その言葉！」
姐さん、気になさらずにおくんなせー！
「いやだ！任侠の世界じゃあるまいし！
あなたは時々、おかしい！じゃなくていつも変です！」
渡世というものは変なものでやんす！
気にしちゃーいけませんやな！
「なんか、言葉変！任侠映画の観すぎ！？」
それを言っちゃーおしまいよ、（とらさん？）
そうなのよ、おばさん、
最近、任侠映画に嵌ってね！
高倉健さん、鶴田浩二さん（なんでさん、つけるの？）
会ったことのない御仁ですが呼び捨ては失礼でやんす！
あの方々の映画は素晴らしすぎてその世界に入り込んで
しまうんです（急に冷静？）
「もう、いい加減にしなさい！まったく！」

そういうわけで（どういうわけ？）
保険にどうかなって思って！（ここまで来るの長すぎ！）
「だから持病、多過ぎよ！病気じゃない友達いるの？！
えっ？みんな病気？！中でも軽そうな人は？！いない？
あらそう！みんな高齢ですものね！あなたくらいね！
元気な人！だけどこの間、保険入ってくれたし！
でもね、もう一つ、入ってみない？
掛け捨てで凄く安いの！死亡保険なんだけど！
万一の時は私が受取人！気が楽でしょ？
気にしないですむわよ！私が最後をね！」
何それ！なんでおばさんのためにそんな保険入るのよ！
お断りします！なめたらいかんぜよ！
「なんか、あなたが怖くなってきたからもう帰るわ！
じゃ、またねー」

なんだかとりとめない話となりやした！じゃなくて
なりました！すまぬ・・・

任侠アリ子の話でした。　又のお越しを～