DX化は手を動かす文化から
この前、DXのセミナーを受講したという話を書いた。
これをきっかけにDX関連の記事をちょいちょい読んでいるのだが、それで一つ思ったことがある。一般社員層の働き方に関してDXを行おうと思うなら、皆が手を動かせるようになる必要があるということだ。
ここでいう「手を動かす」とは、BIツールを使ってグラフを作れたり、ノーコード開発で簡単なアプリを作れるということだ。ツールとデータは用意したから、後は自分でやってね。これで自分の欲しい物を作ることができれば良い。
もしこれで本当に一部の人しか作れない場合どうなるか。行き着く先は2つ。1つはせっかく用意した道具が放置され、特に何の変化も生じないパターン。もう1つは一部のできる人に依頼が殺到し、仕事が回らなくなるパターン。
後者の場合はせっかくツールを作っても、最終的には前者に行き着くと思われる。作ったはいいが「使ってみたらなんか違う」となって放置されるか、メンテナンスされずに動かなくなって放置されることになるので。
もし使用者自身が作っていた場合は、このようなことになりにくい。なんか違うとなったら自分で修正すればいいし、動かなくなっても自分で対応できる。自分に最適化された仕様なのだから使い続けるわけだ。
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