Photo Realistic Image GPTを完全に理解した
最近の画像生成界隈では、オフラインでも使えるFLUX.1やGoogleのImageFX (Imagen 3) が話題である。後者については俺もちょっと触ってnoteに書いた。
だが、リアル系ならば、以前紹介したこともあるPhoto Realistic Image GPTも強い。専用のサイトもあるが、単に出力させるだけならばChatGPTでお手軽にできるのが強みだ。
このPhoto Realisticだが、ただ写実的な画像を作れるだけでなく、ChatGPTデフォルトのDALL·E 3やImageFXに勝る要素がある。それはNSFW禁止がまともに機能していないことだ。Photo Realisticを使えば、爆走するゴディバ夫人さえも召喚できる。
とはいえ、完全にフィルタが無いわけでもないので、分かっている範囲のポイントを書いておく。
以前本しゃぶりで書いたようにChatGPTでの画像生成では、何重にもNSFWフィルタがかかっている。ただプロンプトを監視しているだけでなく、出力された画像もチェックしているから厄介だ。
ChatGPT:ユーザーからの指示をチェック。違反していたら拒否する。
DALL·E 3:ChatGPTからの指示と自ら生成した画像をチェック。違反していたら生成しない/画像を渡さない。
OpenAI:ChatGPTとは別にユーザーとChatGPTの言動をチェック。違反していたらフラグを立てる。
しかし、Photo Realisticの場合、出力された画像はノーチェックとなる。今のところ、プロンプトが通って画像が生成されなかったことは一度もない。つまり、プロンプトのフィルタさえ突破してしまえばいいわけだ。
このプロンプトに対するフィルタだが、なぜかPhoto Realisticはこれもガバガバである。さすがにシンプルに裸の女性を出そうとしたり低年齢の指定をすると拒否されることもあるが、ChatGPTなら絶対に拒否されるようなワードでも通ることがある。
例えば`nude`は通らなかったが、以下の単語は通った。自由すぎるだろ。
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