ポケットのある服と無い服の話
珍しいことに、同じネタを元にしたマシュマロが2通来た。やはりポケットネタは興味を引くらしい。合わせて回答しよう。
カーゴパンツ
カーゴパンツを含めたカーゴポケットについては、『ポケットと人の文化史』で10ページ以上も割かれている。ミリタリーに起源を持つカーゴパンツは、ポケットが多く丈夫で実用的な服だ。確かに普段着として優秀かもしれない。
ふと気になって、レディースのカーゴパンツはどうなっているのかAmazonで見てみた。一番先頭のこれは「大容量なので」と書いてあるくらいポケットをアピールしている。さすがはカーゴパンツ、女性服でもポケットがある。
ところが上位に出てきた別のカーゴパンツには、こんなことが書いてあった。
カーゴパンツでさえもフェイクポケットの場合があるのか。説明文に「シルエット」が5回も出てくるような服はクソだな。
スーツと喪服
文章を書く時にありがちなミスとして、自分の中で前提があるのに出さないというのがある。昨日のnoteの場合、完全に俺の日常の延長が前提となっていた。つまり俺の日常に含まれないシチュエーションは無視されることになる。それであのような強い主張はよろしくない。
この女性の質問者は日常着はポケットがある服を買うけれども、スーツと喪服に関しては選択肢がほぼ無くてどうしようもない、と。俺は直近10年でスーツを着たのは片手で数えられる程度なので、あまり気にしていなかった。それに仕事ならスーツだろうとポーチを付けても構わないと思っているし。
だが冠婚葬祭となると、確かにポーチをつけるのは厳しそうだ。それでポケットが無いとなれば、困るのは間違いないだろう。女性のフォーマルなスーツがそんなにひどいのかと気になったので、洋服の青山のレディース フォーマルを見てみた。
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