6kgの胸
見た。
ここまで来ると、凄まじいと思うと同時に、身体への負荷が気になってしまう。というのも、胸に重量があることのキツさを俺は体感しているからだ。
今年の年始にフランス旅行へ行ったとき、俺は街歩き用のバッグとしてウエストポーチを使っていた。ただし、普通に腰につけていたらスリにやられるリスクが高いので、たすき掛けで胸の前に来るようにセットしていた。よくあるスタイルである。
俺が使っているこのPU8515は、ウエストポーチの割には4Lと容量がある。ペットボトルや折りたたみ傘、タブレットにモバイルバッテリーなど、色々と入れていた。とはいえたかだか4Lなので、さすがの俺でも重いとは思わない。気にせずにずっと同じように肩からかけていた。
数日後、腰が痛むようになる。どうやら常に胸部が重いため、腰はそれに逆らい続けなければならない。その結果、疲労が溜まって痛むようになったのだ。数kgの重さだとしても、持続的な負荷は身体に悪いと実感した。
もちろん「常に」と言っても、それは外出時の話である。帰宅後はさすがに解放される。それでも俺は腰を痛めてしまったのだ。対して冒頭の女性は、乳房なので外すことはできない。しかもこの大きさだから重さも相当だし。
6kg? さすがにそれは重すぎでは。乳房の重量は脂肪が大半を占めている。脂肪の比重は約0.9なので、体積にして6.67Lとなる。俺のウエストポーチの1.5倍以上の容量だ。さすがにそれは大きすぎないか。
ここから先は
496字
この記事のみ
¥
100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
人に対し何かをしてあげるという事は、全て「見返り」を期待しての行為だ。noteのサポートは文章を読むための「見返り」である。