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自炊を製造業として見る

見た。

今回は雑談会で、主に自炊の話をしている。それも味や満足感ではなく、節約や効率性に特化したタイプの自炊の話だ。なお、ここで言う「自炊」とは「家で食事する」くらいの意味なので、パックご飯も自炊に含まれる。

開始10分くらいのところで水野さんが、コスパを求めた自炊は実質的に株式投資と同じではないかと言っていた。それに対して堀元さんは会社経営と同じだと返す。さて自炊は資本家と経営者のどちらに近いのだろうか。

俺は堀元さんに同意で、自炊は経営に近いと考えている。それも製造業の経営。なぜなら食事の準備には生産原理が基盤としてひそんでいるためだ。『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』にそう書いてある。

第1部 朝食工場──生産の基本原理
1章 生産の基本
3分間ゆで卵の生産原理は/製造作業の実際/状況が複雑になると/大量生産の場合は/付加価値をつけること

2章 朝食工場を動かす
インディケーターこそ大事なカギ/ブラックボックスの中をのぞくには/将来のアウトプットをコントロール/品質の保証/生産性を高めるために

アンドリュー・S・グローブ. HIGH OUTPUT MANAGEMENT . 日経BP. Kindle 版.

本書では製造業の骨子を学ぶために例えとして食事の準備を出しているわけだが、これは逆にも適用できる。つまり製造業の知見を自炊に活用することもできるのだ。この観点で今回のゆる言語学ラジオを見ると、問題が見えてくる。

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