連載のための読書メモ 2024年8月最新版
昨日のnoteでは『ゆる言語学ラジオ』を見て読書する前の話を書いた。
今日もまた読書回の後編からネタを持ってくるということで、読書メモに関する話をしよう。
読書メモに関してはちょうど1年前にもnoteで書いていた。
当時と今では俺の読書状況が大きく異なる。それは週プレの連載が本格化しているということだ。これから1年が経過した現在では、常に締め切りと戦い、読書メモは連載に最適化したものとなっている。
ということで、現在の読書メモについて書こう。これはノンフィクション本を読んでそれをネタにした記事を書くためのものではあるが、記事を書かない人にも参考になるのではないかと思う。
読書メモを取るためにはまず本を読む必要があるわけだが、初回は何もメモを取らないことが多い。理由は簡単で、メモを取るのに向かない読書をしているからだ。
Kindle本の場合は、まず読み上げで一通り聞く。これは何かをしながらのことが多いので、メモを取れる状況にない。どうしても忘れたくない場合は、隙を見て日誌に短いコメントを残す。
紙の本の場合、入浴中に読むことが多い。他に余計なものを持ち込んでいないので、メモを取れる状況にない。以前クレヨンを持ち込んでみたこともあったが、今はやめている。
とりあえず通しで読み終えると、ぼんやりとした感じの記憶が残る。知識を得たというより、こんな印象を受けたという感じだ。ゆる言語学ラジオでも言っていたように、人は忘却することによって新しい結びつきや発見ができる。この細部が欠落した印象から他の要素と結びつけ、何となくの記事の方向性を考える。
この本で記事を書くと決めたなら、Obsidianで「本のまとめのページ」を作る。この後に様々なページを作るので、それを集めて整理するための場所だ。例として最もメモが充実している『お尻の文化誌』のまとめを見せよう。
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人に対し何かをしてあげるという事は、全て「見返り」を期待しての行為だ。noteのサポートは文章を読むための「見返り」である。