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祝!新刊発売!

・タイトル

『月面にアームストロングの足跡は存在しない』

・あらすじ

新世代の月開発プロジェクト「アルテミス5」。そのクルーとして月軌道プラットフォーム‐ゲートウェイ(LОP‐G)に滞在する6人は、NASAから不可解な指令を受ける。曰く「1969年のアポロ11号は月面に着陸していない。この事実を隠ぺいするため、ニール・アームストロングの足跡を捏造してほしい」というのだ。船長のロバートとベテラン宇宙飛行士のジョンは、指令に「従うべき」という立場をとるが、副船長のサイラスと民間人クルーのキャサリンは「人類への冒涜だ」として強硬に反対する。日本人宇宙飛行士コウタ・イシグロと医師アカネ・モチダは、態度を決めきれない。船内がバラバラに分裂する中、突如として制御を失った人工衛星が LОP‐Gに衝突する……!


・著者の所感

何かよくわからないシーンから始まる宇宙飛行士たちのお話です。月が襲いかかってくるようなSFファンタジーではないです。宇宙飛行士たちのミッション小説ですかね。ミステリー的な展開もあります。

僕自身、中盤からの展開がとても好きで、担当編集者さんも何度も泣いてくださったとのこと。
基本的にはいつも「読んだ方を感動させられるように」というスタンスで小説を書いています。なかなかうまくいきませんが。
小説というのは時間と眼精疲労がとてもかかるエンターテインメントなので、その対価として感動を払えたらと考えています。
泣けば眼球も潤い、眼精疲労も吹っ飛びます!

自己紹介にも書きましたが、今作は筆が乗ったこともあってかなり早く書けました。昔は400枚ベースの話を1か月で書いていたのですが、最近じゃまったく無理になってしまっていたので、今回2か月で書き上げたのは自分でも驚きました。ただ早ければいいわけでもないですが。

気分が乗って早く書き上げるときの方がいい作品になるのか、時間をかけた(かかった)ときの方がいい作品になるのか、はどのジャンルのクリエイトでも永遠のテーマかもしれません。まあ、出版した以上、良い作品かそうじゃないかは僕が決めることではないので、お読みいただいた方に判断していただければ。

ちなみに、巻末に小難しそうな参考文献をいくつか載せていますが、大半は以前に読んだものです。今作を書くにあたって読んだのは、写真ばかりの5冊くらいですかね。なので小難しい話にはなっていないかと。
軽い気持ちでお読みください。


という感じです。所感になっていますかね。ネタバレなしだと、あまり踏み込んだことは言えません。

担当編集者さんにも言われたのですが、連作小説自体よりも日記のような単発記事の方が読みやすい、とのことでしたので、そういうのもちょこちょこ書いていこうと思います。フォローしていただければ幸いです。

穂波了 拝

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