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「理由があります」で片づけて欲しくない、自閉症育児

特別支援の本棚

自閉症児育児のツラさを語ると、打ちのめされる言葉がある。

それは「理由がありますよ」と「○○ちゃん(当事者)、苦しいですね」など。

自閉症児の親の弱音とは、我が子の行動には理由があることを重々承知した上で、どうしていいのから分からずツラい気持ちを吐き出しているのです。

だから、正論で諭すよりとりあえず目の前のお母さんのツラさを一緒に考えてあげることが大切だと思う。

正論やアドバイスなんて、相手の心が回復してから伝えれば充分。

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自閉症児の親というのは、育児の弱音を吐き出すと「親のツラさ」を「子どもの障害特性」にスライドされてしまうことが多い。

言ってほしいのは「お母さんツラかったね、大変だったね」なのに「パニックには、理由がありますよ」と諭されることも何度も経験した。

「私より子どもの方がツラいはずなのに、自分だけがツラいかのように弱音を吐き、なんてひどい親なんだろう」と、自分を責めてしまいがちです。

そのことで「もう話すのはやめよう」と、気持ちを押し殺すことも増える。それを繰り返すうちに「誰も私のことをわかってくれない」と、ふさぎ込むことも増える。

結果として、誰にも弱音を吐かずに頑張り続け、心を壊してしまうこともあるでしょう。

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以下2つは、私のツイート。

自閉症児の親だけじゃない。
苦しいときやツラいとき、ただ話を聴いてほしいときがある。

だけど、経験を重ねれば重ねるほど、誰にも心を開けなくなる人もいる。

「家族に、心配をかけてしまうかもしれない」
「妻に、負担をかけてしまうかもしれない」
「みんな頑張ってるのに、上手にできない自分は怠けているのかもしれない」
「私さえ我慢すれば…」

ちがうよね。

人は誰しも、頑張ってもできないこともある。努力しても、受け入れられないこともある。正しさなんて重々承知した上で、ダメな自分の弱音を吐きたいときがある。

だから口を挟まずに聞いてあげることや、絶対的な味方であることは、自分が思うより遥かに大きな価値があるのだと思う。

疲れたな。

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