「僕、みんなより遅れてるんだよね」といった自閉症の息子との会話
私は自閉症児2人のひとり親。
2009年生まれ、特別支援学校・小学6年生の娘と
2011年生まれ、特別支援学級・少額4年生の息子を育てています。
娘は言葉でのコミュニケーションが成り立ちません。一方、息子とはさまざまなコミュニケーションができるにも関わらず、今まで勉強の話や学校の授業の話をしたことがあまりないなと、初めて気が付きました。もう、小学校4年生なのに…(遅)
昨夜、息子が淡々としたテンションで聞いてきたんですよね。
「僕さ、小学校4年生じゃん。みんなは4年生の漢字ドリルしているのに、僕は3年生の漢字ドリルなんだ。4年生の漢字ドリル見たけどめっちゃ難しそうだった」「みんなと同じことできないんだよね」と。
皆さんなら、ここで何と答えるのでしょうか。
正解の無い教育と育児に対する、親の器量の見せどころ!!!
とはいえ、私は普通のことしかいえなかった。
「ママもさ、パソコンばっかり見てるお仕事だから、今ほとんど漢字書けなくて、平仮名ばっかり使ったりスマホで調べてカンニングっぽいことして毎日をすごしてるんだ」
「え?!ママが?!」
ここで、この会話は終わり。
そして、次の話に発展させました。
私は正直驚いたんですよね。
特別支援学級に在籍することを「誇り」に思っている自信満々な息子が「みんなと同じことができない」ことに疑問を感じることもあるんだな…と。そのことについて深掘りしなかったけど、まだまだ奥が深い我が息子。
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でも、その後に更に話を発展させた。
「自分の評価は自分でしよう」と。
「これは、ママの法則だから従う必要はないのだけど、自分で自分のことを『これでよし』『いや、イマイチ』と評価するだけで充分。他人の評価に頼ってると落ち込むことだらけだよ。浮かれちゃうときもあるけど、大概その嬉しさも一瞬で終わっちゃったりする」
もちろん、周りの意見を聞くことはとっても大切。だけど、それで自分をジャッジしたりしちゃダメ。そんなことしてたら、誰かにとって都合のいい人間になっちゃうんだよ…と。
見極めも大事だけど、そんなの大人になってから身に付ければ充分…と。
そんな話をしました。
忘れないで。他人に気に入って貰える自分より、自分が好きな自分をつくりあげることは、これからの人生で逞しく明るく生きていくための軸となるから。
誰かの脇役の人生じゃなくて、自分を主役の人生にするんだよ。そこに、障害があるかどうかは関係ない。
いただいたサポートは、我が家の自閉症児2人のおやつか私の一息の休憩代に使わせてください。私もいつか、ひとり親や障害児育児にサポートできる側に回りたいです。