
【実録】カウンセリングに23年405万円かけた末に
よいカウンセラーを探している人は少なくないと思います。よいカウンセラーを見分けるためには、いくつか考慮すべきポイントがあります。ここでは“カウンセラー”という言葉で統一しますが、セラピストやその他、心を扱う職業にも同じことがいえます。
私は非常に厳しい子ども時代を送りました。大学卒業後、心療内科の門を叩き、その後、キネシオロジー、ボディワーク、エネルギーワーク、スピリチュアルなどを20年ほど遍歴しました。かけた費用は約400万円に上ります。大小さまざまな失敗を経験しましたが、幸い最悪の事態、つまり全財産を失う、犯罪に巻き込まれる、薬物依存になる、望まない妊娠をする、といったことは避けられました。
2020年12月から、幼少期のトラウマに働きかけるセラピーを受けています。着実に回復しているのを感じます。SNSで似たような境遇の方に会うと、かなりの確率で、まずいカウンセラーやセラピストに『捕まって』苦しんでいる人がいます。『溺れる者は藁をもつかむ』と言いますが、できるだけ丈夫な板を掴み、できれば船に乗りたいものですね。
この記事をおすすめしたい人:
✅ 相談した先で自分を否定されるようなことを言われた
✅ 強引に結論を誘導された
✅ 『あなたのために』と押しつけがましいアドバイスをされた
✅ 長らく通っているが、改善を感じられない
✅ いいカウンセラーを見分ける方法を知りたい
✅ カウンセラーが話をただ聞いているだけで進展がない
✅ やめようとすると引き留められる
✅ 高額なサービスを売りつけられた
✅ カウンセリングのリアルな体験談を知りたい
✅ スピリチュアルや見えない世界の実際とその効果を知りたい
カウンセラーを選ぶにあたり考慮すべき6つのポイント
資格と経験
カウンセラーの認定資格を確認しましょう。例えば、臨床心理士や公認心理師(国家資格)があると、信頼できる目安になります。
日本臨床心理士資格認定協会
公認心理師協会
よく『資格があっても実力がないカウンセラーはいる』と言われますが、特に上記の二つの資格を持つカウンセラーは、体系的な知識に基づくカウンセリングを行うための最低限の土台があることは確かです。また、上部組織がしっかりしていることも安心材料となります。何か問題があれば、不服申し立てを行うことも可能です。資格に加えて、実績や経験年数も考慮に入れるとよいでしょう。
アプローチと専門性
認知行動療法、精神分析、ゲシュタルト療法など、カウンセリングにはさまざまなアプローチや手法があります。自分に合ったアプローチが提供されているか確認しましょう。カウンセラーのホームページやブログに手法が明記されているか、また、その手法について平易な解説があるかも確認が必要です。解説が不親切なカウンセラーは避けた方が安全です。
傾聴する能力
基本中の基本ですが、しっかり傾聴するカウンセラーを選ぶことが大切です。この基本ができていないカウンセラーが案外多いです。また、クライアントが違和感を口にしたときに、しっかり耳を傾けるかどうかも重要です。カウンセラー自身に未処理の問題がある場合、話をそらしたり、謝罪を避けたりすることがあります。
自分のケアと上級者のスーパービジョン
いくらプロとしての訓練を受けていても、人の重い話を聞き続けるのは非常に負担のかかる仕事です。一人で抱えていると、ストレスが溜まり、クライアントに悪影響を与える可能性があります。実際、燃え尽きてしまうカウンセラーは少なくありません。スーパービジョンとは、カウンセリングのやり方について上級者からのチェックを受けることで、独りよがりのカウンセリングを防ぐためのものです。
評判と口コミ
他のクライアントの意見やレビューは参考になります。感想があれば、よく読むことをおすすめします。似たタイプのクライアントがいる場合、あなたにも合う可能性があります。また、口コミを調べることも有益です。
相性
すべての人に向くカウンセラーはいません。どんなに知識やスキルがあり、評判が良くても、あなたと合わなければ意味がありません。最終的に重要なのは、カウンセラーとの相性です。カウンセリングが終わった後に、安心感や前向きな気持ちを感じられますか。最初が大切です。もし違和感がある場合は、そのカウンセラーをやめた方がいいでしょう。カウンセラーとの関係がストレス軽減につながらず、逆にストレスの原因となってしまっては本末転倒です。
以上の6つすべてを満たすカウンセラーを見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、参考になれば幸いです。
実際はポイント通りではなかった
私がカウンセリングを受け始めた1997年当時は、まだまだ選択肢が少なく、心の問題でプロの手を借りること自体に強い偏見があり、そのハードルを乗り越えるのが大変でした。実際には、上記の6つのポイントをかなり無視した選択をしていました。以下に詳しく述べます。
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