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試練の中で救命胴衣となったオペラ「カルメン」_2018年11月

2018年11月に、オペラ「カルメン」を観ました。

「このとき腱鞘炎だったので上手く撮れませんでしたが、ちょうど蕁麻疹じんましんが出ていたので、ちょうどいいかなと思っています」

当時のメモには、たった一言こう残されていました。
詳しくは書けないものの、この時期はのちに「礎」となるほ試練の日々ででした。たとえば睡眠時間を10分しかとれずに日帰り出張に出るなど、過労で倒れてしまうまで、創造性・生産性ともに質のよくない忙しさに追われていました。

当時は判断力が著しく低下してもいたので無自覚でしたが、オペラの力で現実からいったん引きはがしてもらえる数時間は、私にとって救命胴衣につかまってようやく呼吸を整えているような時間でした。

当時を振り返って、しみじみ「私の人生にはオペラがあってよかった」と思います。
また、「今ならできるのに」「言えるのに」「わかるのに」「当時の自分を救いに行ってやりたい!」と思いますが、この文章を書きながら、当時の自分が身をていしてくれたからこそ、今の自分があるのだと再確認できました。

心身の健康こそ、全ての資本ですね。

この日の「カルメン」の記録がないので、代わりに過去の「カルメン」のリンクを貼らせていただきますね。



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