社会福祉士国家試験を終えて
こんにちは!
今週はなんだか温かいので、花粉症の時期が近づいてきたなぁと思う時期ですね。
今回は、2月4日に社会福祉士国家試験を受けてきたので、これまでを振り返っていきたいと思います。
福祉を大学で勉強しようと思ったきっかけ
まずは、なぜ、福祉の大学に行ったのかというところから改めて振り返ろうと思います。
高校生で進路を考えたとき、最初は数学の先生いいなぁと思っていました。
というのも、小・中ぐらいの時は、算数や数学がとぢらかというと好きな方でした。
そして先生の説明もわかりやすく、当時は「自分も先生みたいになりたい」と思っていました。
しかし、高校生になると、難しくなり、「これは無理だな」と思いました。
先輩たちと話をする中で、大学進学の話が出た際、福祉という単語に出会いました。
なんだろう?と思い、調べてみると、生活の支援や介助、相談を受けるなど、人と関わる仕事なのだと知りました。
自分自身も深く関係のある内容が書いてあり、そこからオープンキャンパスに行き、詳しい話を聞くようになりました。
当時、他にやりたいことがはっきりとあるわけではなかったので、自分なりに調べたり、先輩に話を聞いたりして、本格的に福祉が学べる大学に進学することを決めました。
大学に入学してみて
ちょうどコロナウイルスの感染が話題になり、卒業式はできたものの、入学式ができず、オンラインでの授業が始まりました。
最初はソーシャルワーカーやソーシャルワークとは何かという基礎的な内容から勉強が始まりました。
だんだんと聞きなれない単語や歴史的な内容になってくると、難しく、幅が広い分野なんだと思うようになりました。
オンラインということもあり、なかなか同級生も含め、先輩とも関わることがないため、いつになったら会えるのかなと心配や不安も増えていきました。
1年生の後期になると、対面での授業が始まり、演習などもよりやりやすくなりました。
緊急事態宣言が出ると、オンラインに戻ることもありましたが、制限がありながらも、大学生らしい生活ができるようになりました。
演習や発表を通して、自分にはない視点を知り、より深い理解ができるようになっていきました。
悩む時期
そんな中で、2年生になると、本格的にどのコースに進むのかを決めなければいけませんでした。
最初は福祉を勉強したいと思っていたものの、必須で心理の勉強もしていたので、真理に進むのか、福祉に進むのか、悩む時期が訪れました。
カウンセラーに興味を持ち、心理に心が動くこともありましたが、よく調べてみると、資格を取得するには大学院に行く必要があったり、大学院に行くまでに成績や単位の基準を超える必要があったりと、なかなか厳しい世界だなと思いました。
最終的には心理の科目を履修しつつも、福祉の勉強を中心に行い、社会福祉士の資格取得を目指して勉強することを決めました。
実習に向けて
無事に実習に行くための単位を取得し、2年生の後期から、実習に向けての授業が開始されました。
これまでも高校生の時に、インターンシップとして、3日間会社に行って仕事の体験をさせていただく機会はありましたが、24日180時間という長期間実際に職場で働くということで、不安がありました。
私は人見知りな性格なので、利用者の方と話ができるのか、体調やメンタルを崩さないか、緊張と不安でいっぱいになるようになりました。
高齢、児童、障害の3分野に分かれて、それぞれの分野で進められるのですが、私は障害の分野に進みました。
実習先をどうするか話をしていた時に、生活介護か相談支援かをまずは選択する必要がありました。
生活介護では、視力的にもやはり難しい部分が多いのかなと思い、相談支援を行うところに行くことにしました。
実習が始まる前に、挨拶や実習についての話を聞きに行くと同時に、障害についても説明をして、資料のやり取りや記録の提出方法など、確認をしました。
歩行訓練をお願いして、実習先まで一人で行けるように練習もして、実習の日を迎えました。
実習中
実習が始まると、やはり人見知りを発揮してしまいました😭
慣れない環境で慣れないことをするのは、やはり大変で疲れることも多くありました。
その一つにフェイスシートと記録の提出があります。
フェイスシートでは、その日の出来事を時系列で書いたり、その日の目標と振り返りを書きました。これはそんなに難しくはありませんでした。
しかし、記録では、その日の出来事や学んだことなど、個人情報等に気をつけながら書くことに最初はかなり時間がかかりました。
最初は実習先がどのようなことをしているのかの説明を聞く時間が多く、曜日によっては活動を見学させてもらうなど、書く内容が少なく、思うように書けない日が続きました。
次の出勤日までには提出をしなければいけないので、ほとんど毎日夜中の2〜3時に寝て浅の6時前には起きる生活をしていたので、睡眠時間が2〜4時間ぐらいの日が続きました。
正直かなり辛かったです。
実習中盤になると、実際に行われている活動の企画を考えて実習終盤で発表することになりました。
最初はありきたりな内容やコロナ禍の制限もあるので、思いついてもできないだろうなかと思い、なかなか考えることができませんでした。
その間にも、活動を見学させてもらったり、実際に準備を一緒にさせてもらったりと、職員側の活動に対する考えや思いも聞きつつ、利用者さんの反応や様子も知るようになりました。
そこからは、もう少し視野を広げたり、違った視点から考え直してみたりして、最終的には15個弱の企画を考え、発表させてもらいました。
職員の方からも多くのフィードバックをもらい、企画を考えることの楽しさも知ることができました。
最終日には、実際に考えた企画の一つを実習することになり、自分でも準備を進めていきました。
どうしたら楽しんでもらえるか、色々考えながら準備を進め、実施していきました。
企画をやりながらも利用者の方たちが各々楽しんだり、利用者さん同士で話が弾んだりと、喜んでもらえている様子をみて、ほっとしたと同時に、達成感もありました。
もう少し準備できたかなと思う部分もありましたが、最後は「楽しかった」、「もう少し色々経験したい」と思って実習を終えられたので良かったかなと思っています。
国家試験の勉強に向けて
実習が終わると、就活も本格化し、国家試験に関する内容の話もだんだんと増えていきました。
福祉を勉強していることもあり、福祉業界への就職を視野に入れて、就活していましたが、なかなかうまくいかない日々が続きました。
福祉業界では、送迎などで運転免許が必要なところも多く、そうなると、自分は運転免許が取れないので、そのような会社は諦めざるを得ませんでした。
色々なものや数字の管理、表情や様子の確認など、視覚的な情報を多く使う現場でもあるので、果たして自分にできるのか、難しいのではないか、と悩む時期もありました。
最終選考まで行ったところも複数ありましたが、そこから内定につながることはありませんでした。
しかし、他の業界も選考には進み、4年生の9月にIT企業への内定承諾をして就活を終えました。
10月末には模擬試験があることもあり、就活をしながら国家試験に向けての勉強も進めました。
模擬試験では、それまで就活を優先してきて勉強をそこまでしていなかったので、「まあそうだろうな」という点数でした。
そこから、本格的に勉強がスタートしました。
しかし、いざ勉強を始めると、福祉業界に就職しない自分がここにいていいのかと新たな悩みが生まれてしまいました。
就職先には資格を取っても関係がない、もし、資格を取ったとして、就活で福祉業界を多く受けたのに内定がもらえなかった自分が、転職で資格を活用したところで、就職できないのではないか・・・。
周りの熱量と自分の熱量の差に、大学に行くことすら辛くなった時もありました。
でも、勉強して、分かることがあると、解ける気がして少しだけモチベーションが上がり、何も分からないとモチベーションが下がる、その繰り返しの日々が続きました。
そんなこんなであと1ヶ月に迫ってきた頃、半分開き直ってできるところまでやるしかないと腹を括り、机に向かう時間を増やして、勉強のスタイルを作っていきました。
国家試験当日
そして、国家試験当日、無事に会場に着くと、なんと一人で受けることになりました。
障害があることから、配慮の申請をしていたこともあり、人数が少ない中でも2〜3人ぐらいでやるのかなと想像していたのですが、一人だと知り、逆に緊張しました。
広い部屋の真ん中に机があり、試験官を含め3人の人がいました。
そんな中で試験がスタートし、解いていきました。
時間が足りずに最後まで解き終わらないのではないかという心配もありましたが、午前も午後もなんとか最後まで解き終えることができて、少しほっとしました。
結果は3月入ってからということで、1ヶ月ほど期間が空くので、気持ち的にそわそわわする部分もありますが、しっかりと結果を受け止められるように、心の準備をしたいと思います。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事は、これまでに比べても文字数が多くなっていると思いますが、振り返ってみると、色々なことがあったなぁと書きながら思っていました。
この経験が今後、どのように活かされるか分かりませんが、ひと段落したので、残りの時間は社会人に向けての準備をしつつ、学生特権の長期休みを活用していきたいと思います。
次回もお楽しみに!!