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『からだはかんぺき1』〜そもそもの話編〜

○はじめに

学校では数学や英語はあんなに習うのに

自分たちのカラダやココロがどうなっているのか?

「こどもはどの様に生まれて、どの様に成長していくのか?」

「思春期や反抗期が何であるのか?どう接すれば良いのか?」

という人間として大切なことを殆ど習わずに育ってきた。。。

ということに、殆どの方が親になってみて、はじめて思うのではないでしょうか?

私は10年以上、施術家として滋賀県で施術院をさせて頂いております。

誰もが
「自分や自分の大切な人には、元気に楽しく毎日を送って欲しい」
と思っていると思います。

しかし、いざ自分や自分の大切な人が体調を崩した時に、
「こういう時はどうすれば良いんだろう?」
不安になります。

そして、それに対して一番優れている対処法を探します。

しかし、自分の思う様にならなかったり、思いのほか症状が長引いたり、他の人と比べたり、良かれと思って不安をなくそうと躍起になっているうちに、

更に不安が不安を呼ぶという
「不安の連鎖」
に陥られる方をよくお見かけます。

これでは、最初の
「自分や自分の大切な人には、元気に楽しく毎日を送って欲しい」
という思いの結果、

実際に起こっていることは真逆という悲しい連鎖が生まれています。

では、何でそんなことになるのでしょうか?

僕らは、
「そもそも、何で身体はそんなことを起こすのだろう?」
「何でそうなるんだろう?」

という視点が大事なんじゃないかな?
と考えました。

つまり、
「そもそものカラダとココロの仕組み」
を知らないために悩まれている方が多いのではないかと。

知れば知るほど、

「カラダは完璧」

に出来ており、

「こどもは天才」

です。

それなら、それを最初から知っていれば、不安になることが減り、

もっと多くの人が、もっと楽しく生きられるのではないか?

と考えました。

そこで、同じ様な考え方の仲間と共に、
その人が元気になるのなら、手段は何でも良い。

ただ、健康法や治療法と言ってしまうと、
「それだけしておけば良い。」
「他は認めない。」

という偏った考え方になりかねないと考え、

あくまで方法論ではなく、
「全体的にその人を捉える考え方」
ということで、

Holistic(ホリスティック)という全体的とか包括的という言葉と、Philosophy(フィロソフィー)「哲学」という言葉を合わせた造語として

「Holosophy®︎︎(ホロソフィー)」

という言葉を作りました。

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そして、その考えの基に、身体のことを自分達でまとめたお話会をさせて頂く様になりました。

すると、ありがたいことに
「もっと早く聞きたかった!」
「これを知っていればもっと楽に子育てが出来たのに!」
「色んな人に聞いて欲しい!」

と言って頂ける様になり、
気づけばあちこちに呼んで頂き、お話会をさせて頂く様になりました。

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更に沢山の方に知って頂き、
もし一人でも多くの方が楽しく生きられそうと思って頂けるのであれば、
こんな嬉しいことはない
です。

そんなことをみんなで思い、協会を代表してお話会の一部を僕が一冊の本にまとめさせて頂くことになりました。

この本が沢山の人の手に届き、これから親になる人達も、今すでに親になっている人達も、「不安」ではなく、「希望」を追いながら楽しく生きられる。

そんなことを願いながら書かせて頂きます。

日本ホロソフィー協会 会長

中壽賀宣行

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・目次

『からだはかんぺき1』〜そもそもの話編〜

○カラダは完璧

『からだはかんぺき2』~女性のカラダ編~

○女性の身体の仕組み

○子宮・卵巣・卵管はどこにあって、何をしているのか?

○子宮は“結構、動く”?

○子宮がどれだけ大切にされているか?

○女性特有のトラブルは何で起こるのか?

○妊娠しやすい身体とは?

○妊娠したら女性の身体はどの様に変化する?

○赤ちゃんの居心地の良いポジションは?

○赤ちゃんの位置のチェックポイント

○代表的な妊娠中のトラブルは何で起こるのか?

○理想的なお産とは?

○バーストラウマとは?

○産後のトラブルは何で起こるのか?

○こどもさんが生まれる理由。

○胎内記憶について

○産前産後の施術について

『からだはかんぺき3』~こどものカラダ(新生児から乳児)編~

◯こどもは〇〇を満たすために動く

◯赤ちゃんの成長とは?

◯人間が動くために必要な3つのポイント

◯赤ちゃんが歩くまでの段取り

◯段取りを飛ばしてしまったら

◯経年変化について

◯アイテム選びのポイント

『からだはかんぺき4』~こどものカラダ(幼児から大人)編~

◯イヤイヤ期や反抗期

◯イヤイヤ期が何で起こるのか?

◯イヤイヤ期の対処法

◯反抗期はなんで起こるのか?

◯ココロのお話

◯カラダが大きく変化する時期

◯反抗期が何で起こるのか?と対処法〜「ココロのお話」と「カラダが大きく変化する時期」の関係〜

◯男性性と女性性の違い

◯「体・心・霊性」の三位一体のバランスについて

◯ストレスの原因と対処法

◯まとめ

◯おわりに


『からだはかんぺき1』〜そもそもの話編〜

○カラダは完璧

僕らは前述のHolosophy®︎︎︎(ホロソフィー)という独自の施術哲学をベースに、普段の施術やお話会をさせて頂いております。

Holosophy®︎︎︎(ホロソフィー)について話し出すと長くなってしまうので、ここでは簡単な説明だけにさせて頂きたいのですが、

要は、
「そもそもカラダは完璧に出来ており、カラダが起こすことには全て意味があるのではないか?
そして、そのカラダを部分で見ても、全体で見ても大切で、
結局のところ、その人が元気になるなら手段は何でも良いじゃないか?」

というカラダに対する考え方です。

こういう視点でカラダを見るようになると、
「カラダって本当によく出来ているなぁ。」
と知れば知るほど唸ってしまいたくなります。

カラダがいかに完璧か?は会社に例えるとわかりやすいので、その例えを使って説明させてもらいますね。

皆さんはある会社の経営者だと考えてください。

その会社には毎日100の仕事が舞い込んでくるとします。

その会社の社員会社をこよなく愛している方ばかりで、常に会社を守ることを第一に考えてくれています。

その会社には

全体の40の仕事をしている大きな部署:A

全体の30の仕事をしている中くらいの部署:B

全体の25の仕事をしている小さな部署:C

全体の5の仕事をしている予備の部署:D

他に大切な仕事があり、どうしようもない時に助けてくれる部署:E

A~Eの部署があるとします。

この会社に100の仕事が舞いこんできたとしても、A~Dの部署でこなせるので、何の問題もありません。

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しかし、もしAの部署の機械が壊れてしまい、いつも40の仕事をしてくれているAが10しか仕事をしてくれないとなったら、どうなるでしょうか?

恐らく、とりあえず仕事をこなすためにAが出来なくなった30の仕事他の部署で分担しますよね?

例えば、BCDで均等に10ずつ仕事を分担したとします。

「あぁ、良かった。これで一時的には仕事が回る。」
とついつい思いますが、
ずっとこの状態が続いた場合、どうなると思いますか?

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恐らく、仕事が3倍になったDが最初に悲鳴をあげると思います。

では、大切なのはここからです。

もし、皆さんがこの会社の経営者だった場合、どういう対処をするでしょうか?

きっと色んな対処法があると思います。

例えば

・ そもそもの仕事量を減らす

・ 悲鳴をあげているDに取り敢えず黙っておいてもらう

・ 各部署のそもそものキャパを増やす

・ Dの仕事をBやCに再度振る

・ 本来は別の大切な仕事をしているEにも手伝ってもらう

・ Aの部署の壊れた機械を直す

などなど様々な対処法があると思います。

実はこれ身体も同じ仕組みです。

例えば、身体に入ってきたものをどこから出すか?
という観点で書かせて頂くと、

体内に入ってきたものは
気体・固体・液体に分解されます。

そして、

気体は主にから気管を通ってから

固体は主にうんちとしてを通って肛門から

液体は主におしっことして腎臓で濾過され尿道から

出ます。

もしくは、少ないですが、

皮膚粘膜からも出ます。

それでも出しきれない場合、

女性のみですが、月経出産もある意味出しています。

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さて、ここでさっきの会社の話に戻って頂きたいのですが、

何らかの原因でにドラブルが起きて仕事量が減ってしまったとします。

すると、身体は生命を第一に考えるので、他の場所でその分の仕事を代償しようとします。

そして、そこから出過ぎた場合、身体は「症状」というサインを出します。

から出過ぎた場合、腸が荒れたり、場合によっては血便が出たり、

皮膚から出過ぎた場合、皮膚が荒れたり、

月経で出過ぎる場合、生理痛になったり、

することがあるかも知れません。

もちろん、これは一つの例えなので、必ずしもそうなる訳ではないのですが、
大切なことは、この様に身体は全て繋がっているということです。

そして、この仕組み自体が「完璧」に出来ていると僕らは考えています。

なので、僕らは常に

「カラダは完璧」

という言葉をいつも使わせて頂いております。

では、身体から「症状」というサインが出た時に、
身体の経営者であるあなたはどの様に考え、対処するでしょうか?

・ もし、ジャンクフードばかり食べていたり、不規則な生活すぎて、そもそもの仕事量が多かった場合、そもそもの仕事量を減らさないといけないかも知れません。

・ それはわかっているけど、今とりあえず何とかしないといけない仕事があるから、悲鳴をあげているサインを取り敢えず落ち着かせないといけないかも知れません。

・ 疲れやケガでそもそもの身体のキャパが下がっているなら、各部署のそもそものキャパを増やした方が良いかも知れません。

・ 一つの症状を消すことで、他の部署から違う症状が出るかも知れません。

人それぞれ自分の生活がありますので、どれも必要な対処の仕方だと思いますし、正解などはありません。

ただ、一つだけ確実なことは、

最終的には根本的な解決をした方が身体は元気になるということ。

色んな症状が出て辛い時もあるけど、
それは身体が何とか自分の生命を維持するために生きようとしている証拠なのだなと思って頂き、
それでもやっぱり不安な時は専門家の先生に聞けば良いと思います。

ただ、大切なことは最終的に自分を治せるのは自分だけ
だということです。

なので、この本を手に取って頂いた方には是非身体からのサインが出た時に、何も考えずサインを消すのではなく、
「何でそうなったのだろう?」
と一旦考えて頂き、
自分の納得のいく対処法を行なって頂ければと思います。

特に、こどもさんのカラダはお母さんからの影響が非常に大きいです。

なので、カラダの経営の一部をお母さんが握っているといっても過言ではありません。

そのため、責任不安を感じ過ぎる方もおられますが、全然大丈夫!

この本を最後まで読んで頂いたら、
いかに「こども天才か?」
ということがわかって頂けると思います。

なので、不安ではなく、楽しみながら信じてみる。

そうこうしているうちに、ドンと構えて頂けることが少しずつ増えるのではないか?と思っております。

この本では、この様に

「カラダは完璧」

「こどもは天才」

という考えから、

それならば、どう完璧なのか?
という

「そもそものお話」

をベースに話を進めさせて頂きます。

ただ、身体のことはまだまだ科学的にわかっていないことが多々あります。

そのため、予測や想像(僕の個人的なものも含む)も多々あります。

なので、これが真実ではなく

「そんな考え方もあるのか。」

くらいの気持ちで俯瞰して、

そして、出来ることなら

「そういえば、何でそうなるんだろう?」

と一緒に考えて頂きながら読んで貰えると嬉しいです。

では、ここから本題に入りたいと思います。

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筆者 中壽賀宣行(日本ホロソフィー協会 会長)

監修 日本ホロソフィー協会 

   副会長 岩田浩和 

   理事 井尻健一
            糸数智香 
      大森真里 
      塚田祐子 
      藤田卓也
      藤山文彦 
      湊美有紀

イラスト やさかえつこ

中壽賀宣行プロフィール

・理学療法士(国家資格)
・日本ホロソフィー協会 会長
・ホロソフィー施術院 奏-kanade- 院長
・国際ボイタ協会認定セラピスト 

1984年、こども思いの両親のもとに三人兄弟の長男として誕生。

身体が弱く、何度も入退院を繰り返す幼少期を過ごす。

自分の体調や腰痛の経験から理学療法士の養成校に入学をする。

実習で小児の病院に行かせて頂き、「こどもの発達」の奥深さに感銘を覚え、小児の患者さんも多い施設に就職する。

就職してしばらくした後、友人が脳腫瘍になったとの連絡を受ける。

友人の病に効果があるかも知れないと様々なセミナーを手当たり次第受講する様になり、その中で
「身体」の繋がりに感動を覚える。

都会で開業をしようと思っていた矢先、弟を亡くす。

様々な感情と葛藤する中、「身体」だけでなく、「生命」の神秘に魅了され、「当たり前」の中にこそ本当に大切なものがあるのではないか?と、6年間の施設勤務後、実家にて開業する。

「あくまで人間も自然の一部であり、身体は完全」と言う考えをベースに、今まで学んできたものを独自の視点で繋ぎ合わせた哲学を仲間と共に作り「Holosophy®︎(ホロソフィー)」と名付ける。

身体の根っこを知っていれば、「不安」ではなく、「希望」を追いかけてみんなが楽に生きられるのではないか?との想いで、Holosophy®︎の考え方をベースに全国でお話会を開催中。

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