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僕には店がない

実店舗が、という意味ではなく本当にお店がないんです。
だからWEBでの販売もありません
ついでに言うと卸先もありません

ここまできて、おいおいじゃあどうやって販売するんだよ。となった方もいるかもしれません。

しかも #私のお店 というお題に対して「お店はない」と。
でも、自分のお店はなくとも活動はできます。

holo shirts.では、サンプルシャツを試着してくださった方か、採寸できた方のみにシャツをお作りしています。つまり全国で開催するイベントでの対面販売がほぼ唯一の方法です。

「サンプルセールみたいなことをWEBでするのはどうなの?」と言われたこともありますが、答えはNO。

「オーダー専門」のシャツブランドとして、お客様が「合う」シャツを買ってくださったかどうかはとても大事なことです。いや、そうでない場合は発生してはいけません。

WEBで何の気なしに販売したサンプルシャツが、お会いしたことのない方の元に渡って、どこか合っていないのに着られている。
これは「オーダー専門」のブランドを運営する立場として、一時的な売上はあっても信頼を損なうことにつながると思っているので、安易な販売は行っていません。

また、オーダーって「お客様が自分で決める」イメージがあるかもしれませんが、実際は違います。
僕とお客様、二つの脳みそを使って意見を交わしながらベストのバランスを探っていきます。だから実際にお会いしておしゃべりするというのがすごく大事になってきます。

そんな業態のブランドにとって、このコロナウイルス流行という状況はかなりピンチです。
対面での受注がメイン、しかもお店がなくイベント開催が受注方法の柱である業態に今できることはなんなのか。

販売に関しては、正直良い手立てはありません。
むやみにWEBで販売できそうな商品の開発を焦ったところで、慣れないことは余計なエネルギーを消耗します。

色々考えましたが、やはり「仕込み」を粛々と頑張るしかない。奇策はない。
それが結論でした。
(もちろんそれではキャッシュが尽きところも出てくると思うので、その対策は別途必要です)

・いざ心置きなく外出できる状態になったときに「シャツをオーダーしに行こう」と思ってもらえるように、発信をやめない。
・来てくださった方が楽しめるようにサンプルシャツを増やす。
・経理に時間を費やす(確定申告…これこそe-taxで。並ばない!)

本当に基本に忠実に、という感じです。

あと、発信に通ずるところではnoteのサークル機能をもっと活用したいと思っています。

遠くにいても、会えなくても、こういう場でシャツが好きな人、シャツにトライしてみたい人とワクワクする会話ができると、やっぱり活動の支えになります。
今はシャツを買えないみなさんも、興味のあることに関する会話は心の栄養になると思います。

このサークル、楽しくやりとりする中でメンバー全員が「自分に似合うシャツ」が見つけられるようになることを目標にしていますので、シャツに苦手意識のある方や、ちょっとシャツから遠ざかっていた方なんかもぜひ「100円/月」からですのでご参加ください!

今後、シャツを作る目線でよりマニアックな話をするプランも追加する予定ですので、それもお楽しみに。

とにかく、今は感染拡大を遅らせて、健康でいられる努力をすることが一番大事だと思うので

「よく食べ、よく寝て、よく笑う」

最後も生きる上での基本みたいになってしまいましたが(笑)そんな風に思わざるを得ない状況だなと思います。

オーダーという業態を選んだ時点で「無駄なものを作らない」が頭にありました。これまでもこれからも、ちゃんと袖を通して着倒してもらえるシャツ作りを続けていきたいと思います。