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自己紹介〜過食嘔吐について〜


こんにちは、ほのかと申します。

摂食障害の体験を書いている「過食嘔吐体験記①~」の筆休めに別のトピックスも追加していこうかと思います。


今日は簡単に自己紹介を。


【自己紹介】
ほのか(偽名)
22歳
事務職
関西出身、関東住み

16歳~21歳までの約6年間、摂食障害(過食、過食嘔吐)。
21歳頃から徐々に回復し、22歳現時点で全快。
大学は2年生(20歳の時)で中退し就職。
現在社会人3年目。



【私の経験した摂食障害】

摂食障害も細かく分類されますが、私が主に悩んだのは「過食」「過食嘔吐」でした。

大量の食材を買い込んで詰め込んでは吐き出す毎日。

最初のうちは上手に吐くことができなかったので、より確実に胃の内容物を出すために透明のゴムチューブを使っていました。

喉奥に突っ込み、胃までチューブを入れ、姿勢を傾けて内容物を取り出す要領で…

吐けるようになってからは、チューブは使わず指と腹筋で吐いていました。


1日に約3,000円、1か月約9万の過食。
次第に生活を圧迫し、収入と支出の均衡が取れなくなっていきました。

最終手段として、生活が安定するまで風俗業界でお世話になりましたが
過食嘔吐を止めることはできず、ひたすら収入面を補うのに必死な毎日が続きました。


過食嘔吐の負のループから脱するために、
糖質制限だったり、少しずつ食べてみたり、当時者会に参加してみたり、摂食障害に関する本を読み漁ったり、Twitterで当事者と交流してみたり。
色々なことに挑戦しましたが
それでも、失敗するたびに絶望的な気分になりました。



明日が来ても必ず過食欲に苛まれる。
毎分毎秒死ぬことばかり考えていて、毎回死にきれない自分に嫌悪感は増すばかりで、何回も自殺未遂をして周りに迷惑をかけました。

毎回死にきれない自分を恨み、自分を生んだ両親を憎み、あの時自分の首のベルトを外した母親に心の中で何度も八つ当たりすることもありました。


あの時は本当に辛かったなぁと、言える日が来るなんて想像もつかなかったけれど
こんなに迷惑をかけてまで生きている価値なんか本当はないんだろうなとか思ったりして、今でもしんどい夜があります。




【noteを書くにあたって】

体験談を書いてみよう、と思い立ったはいいものの
主観を入れた方がいいのか、なるべく客観的に事実のみを書いた方がいいのか、
とか悩んでいます。

ですが私なりに辛かったしんどかった苦しかった死にたかった、とか思うところはたくさんあって
記憶と密に絡みついているため、切り離せない箇所も出てくるんじゃないかと思ったり。



私が摂食障害の渦中にいた時、治った人の体験談もたくさん読んだけれど
「どうせ自分とは状況が違う」「この人は容姿が私ほど悪くないから」「きっと運がよかったのだ」といつもひがみのような感情を抱いていました。


治った今も思いますが結局その通りで、治る過程やきっかけは、十人十色だと思っています。

その人の環境、性格、気質、タイミングのそれぞれがマッチングしてはじめて、回復に至ると思うので
あくまでも参考までに、読んでもらえたら嬉しいです。




※ヘッダー写真は、当時の過食量を記録した写真です。メモリに1枚だけ残っていました。


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