見出し画像

あの人の肌がキレイな理由は“お金がかからない”-10歳の美肌習慣とは

◇夜の過ごし方が肌質を変える

美しい肌を持つ女性には、いくつか共通点があります。そのうちの1つが、「夜の過ごし方」にあります。
どんな特別なスキンケアをするんだろう?と思われるかもしれませんが、スキンケアなどの体の外側からのケアだけでなく、まずは夜の過ごし方(生活習慣)を整える事で、美肌の基礎を作る事ができます。
今回は、美肌を作る夜の過ごし方を具体的な方法を交えながら解説していきます。

夜の過ごし方が美肌に影響するワケ

【1】 肌と自律神経の関係
夜の過ごし方が肌に影響するのは、自律神経が関係しています。
私たち人間の体内には、無数の神経があります。その中で、内臓の働きなどを調整してくれるのが、「自律神経」です。自律神経が乱れると、心や体に様々な支障が出ます。
自律神経には、交感神経と副交感神経という2種類の神経があり、その2つの神経がバランスをとりながら生活をしています。
交感神経は興奮と緊張の神経で、日中の活動的な時に優位に働きます。
副交感神経は鎮静とリラックスの神経で、夜の時間帯に優位に働きます。

画像1

【2】 夕方の自律神経の切り替え
美肌には、『夕方から副交感神経のスイッチをオンにできるかどうか』が重要だと言われています。
アクティブに動いている昼間は交感神経が優位に働いていますが、夜には、リラックスモードの副交感神経を優位にする必要があります。
そうする事で、血流が良くなり、肌に必要な栄養が行き渡り、美肌の基礎が作れるのです。

自律神経を自分の意思で自由に切り替える事ができるなら、すぐに美肌を作る事ができますが、私たちの体はそう簡単にはできていません。
自律神経を切り替えるためには、夜の過ごし方がとても重要です。その中でも、今回は入浴方法と睡眠についてお伝えします。

美肌作りのための入浴法

普段の入浴方法を少し工夫する事で、簡単に交感神経から副交感神経を優位に切り替える事が出来ます。
お風呂の温度を40℃に設定し、湯舟に15分浸かりましょう。
冬場は熱いお湯に入りたいかもしれませんが、少し高めの42℃に設定してしまうと、これから夜は寝るだけなのに、交感神経が優位になり頭がギンギンに冴えてしまいます。
また、「お風呂はシャワーで済ませる」という方がいますが、シャワーも同様です。
熱いお湯での入浴やシャワーは、朝の目覚めの時には効果的ですが、夜は逆効果です。

最近、半身浴が流行っており、長風呂をする方も多いようです。
実は、長風呂は冷え性の原因になる可能性があるため、15分程度が適度な入浴時間になります。
入浴後は、湯冷めを防ぐために靴下を履きましょう。
そうすることで末端からの熱が下がらずに保温状態になります。
そして、これらの入浴法を寝る90分前に済ませるとよいでしょう。

<入浴方法のまとめ>
入浴時間:寝る90分前
お風呂の温度:40℃(高すぎるのも、低すぎるのもNG)
入浴時間:15分(長すぎるのも、短すぎるのもNG)
風呂上りの服装:靴下を履く


美肌作りのための入浴後のリラックス法

入浴後の過ごし方は、自分を労わる時間にしましょう。
おススメの過ごし方は、スキンケアをしたり、ボディーオイルを塗りながらマッサージなどです。
この時間に、明日の仕事の考え事や、スマホで動画を見たりすると、せっかくの副交感神経のリラックスモードが、再び交感神経の緊張モードへ切り替わってしまいます。
入浴後は、何も考えない、何も見ない、自分の明日の綺麗のための日課をこなす時間にしてみてはいかがでしょうか。

美肌作りのための睡眠

美肌のための夜の過ごし方として、「睡眠」はとても重要です。
睡眠には、浅い睡眠のレム睡眠と深い睡眠のノンレム睡眠があります。
美容のために大切な睡眠は、最初の3時間以内に起きるノンレム睡眠の深さが関係してきます。
この3時間で、私たちの体を修復する成長ホルモンの分泌が一番盛んに行われます。

画像2

※ナショナルジオグラフィック

成長ホルモンは、近年ではアンチエイジングホルモンとしても注目されており、肌の修復を促します。
その他にも、体の代謝を促すダイエット効果や、血液の流れをよくする血流促進効果で冷え性改善も期待できます。
この美容に不可欠な成長ホルモンは、深い睡眠時でないと効果的に働かないため、布団に入って最初の3時間の睡眠が大切になっていきます。
このような良質な睡眠を取るためには、先ほどお伝えした「入浴法」が効果的です。

寝ても疲れが抜けていない方、寝足りない、途中で起きてしまうなど、睡眠が浅い方は、まずは入浴方法から見直してみましょう。

その他に、良質な睡眠のための工夫をお伝えします。


良質な睡眠のための服装

画像3

先ほど、入浴後に靴下を履いてください、とお伝えしましたが、寝る時には、靴下は脱ぐようにしましょう。寝る時に手先足先から熱が出ていくと、深い睡眠が得やすいですが、靴下を履いていると熱が籠ってしまい、睡眠の邪魔をする可能性があります。

冬でも寒いからといって靴下を履いたまま寝てしまう女性も多いですが、そうする事で、逆に靴下の中で汗をかき、冷え性が悪化する事があります。最初は靴下がないと不安かもしれませんが、先ほどお伝えした入浴法を続けていけば、自然と冷え性も改善してくるでしょう。

◇良質な睡眠のためのアロマの活用

アロマは、睡眠の質を高めて、副交感神経を優位にする手助けをしてくれます。入浴中に数滴垂らして、バスタイムを芳香浴にしてみたり、入浴後の自分を労わる時間にディフューザーで焚くのも良いでしょう。オススメのアロマをいくつかご紹介します。

<リラックスにおススメのアロマ>
・ラベンダー
さわやかで甘く心地よい香りを持つ精油で、古代ローマ時代には入浴の際に使用された記録も残っています。ラベンダーの精油に含まれる酢酸リナリル、リナロールによって鎮静作用を示し、リラックスモードに誘導してくれます。

・ネロリ
甘さと苦味を持つ華やかで神秘的な香りです。ネロリの精油に含まれるリナロール、α-テルピネオール、酢酸リナリルの相乗効果で精神を安定させる作用があります。

・ベルガモット
バランスが取れた苦味のある柑橘の香りです。ベルガモットの精油に含まれる酢酸リナリル、リナロールによって鎮静作用を示し、子供にも好まれる香りのため使用されます。またベルガモットに含まれるベルガプテンは、紫外線と化学反応を起こし皮膚に炎症反応を起こし火傷のような跡を残すことにも知られているため、マッサージオイルに滴下する際は、フロクマリンフリーのものを選びましょう。

・ローマンカモミール
優しくも強い花の香りを持ち、古くから民間薬としてヨーロッパでは親しみのあるハーブの精油です。ローマンカモミールの精油に含まれるアンゲリカ酢酸エステル類による鎮静作用でリラックスさせてくれます。

・ローズオットー
古代から愛される「花の女王」とも呼ばれるローズから抽出された貴重な精油です。甘さとワイルドさを併せ持った香りは、多くの女性の心を掴んでおります。ローズオットーの精油に含まれるフェニルエチルアルコールが、女性の不安やストレスから解放を促してくれます。

美肌の元は、夜の過ごし方で作られています。
交感神経から副交感神経を優位にするような生活習慣ができると、肌は再生し、使っている化粧品の効果も感じやすくなります。
既にお気づきの方がいるかもしれませんが、入浴方法も睡眠もアロマも、全て心身のリラックスが美肌に繋がっています。
夜は頑張った自分を労り、ゆっくり落ち着いて過ごす事が、最高のスキンケアになります。
しかもお金もかからず、今日から始められる事ばかりです。
たくさんの美容製品を取り入れたり、エステに通うのも良いのですが、まずは一番簡単にできる入浴と睡眠から見直してみてはいかがでしょうか。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

4
病院薬剤師を経験する中で、「病気を治しているのは、薬よりも自然治癒力であること」を実感し、薬に頼らない生活習慣の改善に取り組む。 著書「薬に頼らない! 自然治癒力を高める本」 https://linktr.ee/tomo.holistic.ph0919
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。