交通事故の目撃者になった話

今日あった出来事について話す。

俺は今日プライベートの事務手続きの為に半休を取って区役所に向かう予定だった。

13:45のバスに乗って行こうと思って家を出てバス停に着いたらあっつ...ってなってたんだけどいきなりスコールみたいな雨が降ってきてた

バス停の反対側に日傘と思わしき傘をさしている中年女性がいて「ああ、この人もバスに乗りたいんだな」「でも横断歩道ちゃんと近くにあるんだから道路無理やり横断するなや、全くこの街のヤツらは」とか思いながらイヤホンを耳に刺して音楽を聴こうとケータイを見てたら

気付いたら血塗れのさっきの中年女性と転んだバイクが目の前にあった。

俺は状況が全然理解できなくて

「え、これマジ何?」

と思って取り敢えず救護しなきゃまずいと思ってバイクを起こすのを手伝ったり怪我した女性の救護に当たった

誰か119番かけてと言われ「俺かけます」と言ってかけたものの周りにいる人皆パニックで錯綜してた。バイクに乗っていたお兄さんに携帯を渡したら冷静に状況を伝えてくれた

その間交通整理をしたり怪我した女性の手当てに当たったりしてる間になんとか救急車が来てくれた

女性をストレッチャーに載せてくれて、警察の連絡も救急車の方がやってくれた

これ予定どうしよ...と思ったけど最後まで付き合うかと思ってバイクに乗っていた男の子に「この後警察署行くことになっても見たままの状況をちゃんと証言するわ、安心して。予定は全部キャンセルする」って言って警察官の方を待つことに。近くで集配をしてた目撃者の佐川急便の方も残ってくれた。

「君も体マジ大丈夫?」なんて話をしてたら警察官の方が到着されて住所氏名電話番号を伝え、実況見聞に。

俺が見たままの状況をありのまま伝えた。

「予定があるならこれでもう次のバス乗ってっていいよ」と優しい警察官の方が言ってくれて
片側通行止めの道路で過ぎ去ろうとするバスまで停めてくれた。

「大丈夫、自分の予定も何も問題無いよ」と
バイクに乗っていた男の子にそう言うと、俺がバスに乗る時に男の子が大声で

「ありがとうございました!!」

と言ってくれた。俺はなんと返すのが正解だったかわからず俺も

「ありがとうございました!」

と言ってバスに乗った。

俺のありがとうございました意味不明じゃねえかな...とか思いながら無人のバスの中でシャツを着替えた。マジで汗だっくだくだった。

事故に遭われた男の子も女性も無事だといいなと思う。

あと交通ルールを守ることは自分の身を守ることでもあるんだなーと改めて実感した。

今日もいろいろあった、明日もいろいろあるだろうけど

俺は取り敢えず目の前の人にちゃんと誠実に生きたいとだけ、思った。

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