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番外編:『生命の進化 令和編 科学の進歩で見えてきた「元の理」』 最速レビュー


とりあえず購入すっぞ!


この本を一言で説明するならば、

科学的な視点から
「親神様はめちゃくちゃ凄い」
「元の理はマジハンパない」
と言う内容が、
凄い熱量で書かれている本です。


この時点で本書購入を決意された方はこちらからどうぞ↓


えっ!?


この情報だけじゃまだ購入に踏み切れませんか。


仕方ないですねー


それでは、もう少し詳しく本書の内容を紹介していきたいと思います。


生命が偶然誕生することはありえない


人間のような知的生命体が偶然で生まれることは、無いに等しい確率
10の4000乗分の1の確率
だと、本書を読み初めて知りました。
※宇宙に存在する原子の総数は10の80乗と言われています。

本書では、その確率の低さを表すために、ある科学者の言葉を引用して、

廃材置き場の上を竜巻が通過した後で、ボーイング747ジェット機が自然に出来上がっているのと同じような確率である。

と書かれてます。


つまり、
「人間が偶然生まれる確率は無い」
と言っても過言ではありません。


僕たち人間は、ありえない奇跡の連続の上に成り立っている事実を知ると、神様の思惑を感じざるおえないのです。


この「ありえない奇跡の連続」を科学的に、分かりやすく解説されているのが本書
『生命の進化 令和編 科学の進歩で見えてきた「元の理」』
になります。


元の理の魅力と重要性


そしてこの、
「ありえない奇跡の連続」が「元の理」の内容と合致するという事実。

科学的視点から見る「元の理」の真実性の裏付けが、本書の核です。

しかし中には、
「元の理を知らなくても信仰には差し支えないでしょ?」
と思う方もおられるかもしれません。

でもちょっと待って下さい。

天理教を信仰しているのに、「元の理」の魅力と重要性を知らないのは、あまりにもったいないです。

本文から引用すると、

毎日毎日、おつとめで唱えているおうた第二節が、神様があなたに語り掛けている大切なお言葉だ。あなたの生涯で何度このお言葉を聞くのだろうか。神様が語り掛けてくれている最も多いお言葉。

「ちょっと話 神の言うこと聞いてくれ あしきのことは言わんでな この世の 地と天とをかたどりて 夫婦をこしらえきたるでな これはこの世のはじめだし」

親神様が人間に伝えたいことは、神が人間を創造したというこの一点に集約される。

第二節は、
「神様が語り掛けてくれている最も多いお言葉」
です。

その内容が、
「神が人間を創造したというこの一点に集約されること」
だと分かれば、「元の理」を掘る重要性はもはや自明ではないでしょうか。


未来の話し


更に本書では、
「生命の誕生や進化」といった、
過去から現在にかけての物語だけではなく。

後半部分で「AI」等の最新科学の知見から、
未来への展望も書かれています。

この未来の展望が非常に面白かったので、その内容を少しだけ紹介したいと思います。


AIに人間の知能・感性・感覚を再現させることも大切だが、それよりもAI開発のためには、もっと本質的なことを考える必要に迫られた。

AIは人間の脳を模倣することで、飛躍的な進化を遂げました。

そのためAIの進化には「人間とは何か?」という
「人間の存在意義」
「倫理観」といった、
本質的な問いについて考える必要に迫られたのです。

世界には、キリスト教文化、イスラム教文化、仏教文化、無宗教な文化、共産圏の文化、78億の人間はバラバラの方向を向いている。キリスト教文化の開発者が造った倫理観を持っているAIを、イスラム教の文化で育った人が信用して使うだろうか。

AIに倫理観が必要になる時代は目前に迫っています。

「どの宗教・哲学がAIに倫理観を与えるのか」

この問題に言及している事が、非常に面白いと感じた部分です。

「AIの倫理観」について、著者以前に天理教内で言及している人を僕は知りません。

このように、
過去だけではなく未来にまで視線が伸びている事が、本書の大きな魅力の一つです。



最後に


最後に、僕の尊敬する先輩が
「天理教のソクラテス」
と呼んでいた「西山輝夫氏」の、科学と信仰に関するエッセイを引用したいと思います。

たとえば、おつとめとおさづけの理の大切なことは、教理論としては分かる。けれども、われわれはそれだけでは不満足である。その合理的な納得の筋道と実証がもっとほしい。科学的なものの見方・考え方に耐え得る教理の説き方を教えてもらいたい。その手続きを抜きに説かれても、われわれは腹の底から納得して行動に踏み切れないという姿勢が出てくるかと思います。その代わり、われわれを納得させてさえすれば、すばらしいパワーを発揮するであろうというのです。
これはまだ表面化しているわけではありませんが、若い人の底流として存在していることは確かである。避けて通ることが許されない、場合により天理教の将来を左右する重大な課題であると思われます。
引用:新・教理随想 西山輝夫


西山氏の言及している問題は、まさに現代で表面化しています。

「その合理的な納得の筋道と実証がもっとほしい」

「科学的なものの見方・考え方に耐え得る教理の説き方を教えてもらいたい」


このような思いを持っている方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。


決してあなたの期待を裏切らない一冊だと思います。


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