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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「印象という歪みが殺した夕べ」


赤く燻んだ 太陽を背に
グランドを 去って往く 少年に

誰ひとり 振り向かなかった

少年は 満足していた
重要な場面では 一度のミスも無く
やり過ごすことが できたから

悲しかったことは
認めてくれる者が
ひとりも居なかったこと・・

##印象という歪みが殺した夕べ




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