黒田 勝也 | Katsuya KURODA | 旅行会社役員

はじめまして黒田勝也と申します。地域観光資源の創造や地域の交流人口を拡大させる方策など…

黒田 勝也 | Katsuya KURODA | 旅行会社役員

はじめまして黒田勝也と申します。地域観光資源の創造や地域の交流人口を拡大させる方策などについて研究しています。 北海道在住/旅行会社役員/日本大学卒/旅行業歴25年以上/北海道コンサドーレ札幌サポーター/ 旅行業を経営してきた証として備忘録として過去のレビューも公開していきます。

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旅行会社の始め方・育て方

旅行業の研究をテーマに自身の経験を備忘録として、また、25年以上経営した証として過去のレビューも公開してまいります。  初めまして、黒田勝也と申します。北海道在住/旅行業歴25年以上/旅行会社役員/日本大学卒です。現在旅行会社の経営に携わりながら地域観光資源・ツーリズム事業などの研究を行っています。  2020年4月末日、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、平成4年に開業した取引先の旅行会社が廃業する。いま考えてみると旅行業の危機は過去にもあった。バブル期の終焉、そし

    • 旅行会社の育て方~2021冬

       前略 最近レビューを書いていないので文章の書き方を忘れました。(笑)  新型コロナウィルスの影響下でいまだ出口が見えてきませんが、どっしり構えているのが得策だと筆者は考えています。無利子融資や増資などで資金力を高め、収束後に一気に取り返します。あれやこれやと、無駄な労力や投資で新分野に挑んだとしても所詮、餅は餅屋にです。  北海道における観光振興策は、「新しい旅のスタイル」から「どうみん割」へと引き継がれ、助成額も徐々に減らしている。支援金がなくとも旅行業を営めるよう体質改

      • 空港戦略の重要性

        はじめに1944年にアメリカ・シカゴで締結された「国際民間航空条約(シカゴ条約)」に基づき、航空会社の乗り入れや便数・運賃などの2国間航空協定による規制を撤廃した「オープンスカイ政策」により、日本とアジアのハブ空港競争は激化、LCCの参入により「ヒト・モノ」の輸送新時代を迎えた環境下での空港戦略の重要性について論ずることとする。  日本の公的な空港は、空港整備法に基づく分類で国土交通大臣が管理する第一種空港・第二種空港(管理は地方公共団体が行う場合がある)、一般的に「地方管理

        • 着地型観光におけるシーンの演出

           上の写真は、筆者が研究対象とした北海道のとある町のレビューを書いた際にお借りしたホテルや観光協会のホームページ掲載されている画像である。画像は左から活ホタテ、活ホッキ、鮭の飯寿司、サケとコマイのルイベで、どの写真も美味しそうな画像である。しかし、この画像だけでは「美味しそう」、「食べたい」という感想が先行し、感動が最小限に留まるとともにその土地を訪れるという旅行意欲に反映される可能性は薄い。  ここで有効な手段は、シーンの演出だ。素材の良さは、誰もが知るところで現状でも

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        • 旅行会社の始め方・育て方
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          アフターコロナ ~旅行業の未来~  バーチャル リアル トラベルの深化

          序章 コロナショックにより旅行業を中心とした観光関連業は未曽有の危機に直面している。  全国の旅行会社について倒産情報は多く見られないが、廃業したまたは廃業を予定している旅行会社は報道されないだけで相当数あるはずである。トラベルビジョン社が全国の旅行会社を対象にアンケート調査を行った結果を見てみると、「2020年4月以降に迎える決算は赤字となる」について「はい」と答えた経営幹部が 73.9%、「2020年6月末までに廃業・倒産する可能性がある」について「はい」と答えた経営幹部

          アフターコロナ ~旅行業の未来~  バーチャル リアル トラベルの深化

          超高齢社会のバリアフリーツーリズム

          ※今から6年くらい前に沖縄のバリアフリーツーリズムについて考察したレビューが出てきたので公開します。  内閣府の調査によると2013年10月1日現在、我が国の高齢者人口(65歳以上)は総人口の25.1%・3190万人と過去最高の割合に達した。   我が国は、わずか36年という凄まじいスピードで今まで世界のどの国も経験したことがない高齢社会に直面し、WHO(世界保健機構)の高齢化率定義に照らし合わせるとすでに「超高齢社会」に突入している。2015年からはいわゆる「団塊の世代」

          超高齢社会のバリアフリーツーリズム