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京都市下京区の路地裏にある小さな古民家の新刊書店(準備中)。 2021年6月18日〜2…

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京都市下京区の路地裏にある小さな古民家の新刊書店(準備中)。 2021年6月18日〜28日プレオープンイベント開催。開店までは古民家の改装状況、本づくり・編集のかかわり手の日々を記録していきます。 ひとり出版社・烽火書房の嶋田翔伍、写真と編集 uugの西尾圭悟が運営しています。

最近の記事

詩集を買ったことはありますか?

皆さんにとって「詩」ってどんなものでしょうか。 役に立つでしょうか? 面白いでしょうか? 理解できるでしょうか? hoka booksでも詩集をいくつかは仕入れていますが、なかなか扱いが難しいジャンルだと思っています。どんなふうにお客さんに勧めたらよいだろうかと……。 今日は「詩」について、hoka books西尾が考えていることを書いてみます。 気が向けばご一読ください。 詩を、我々が日常使っている論理や文法から外れた言葉のつらなり、だと考えてみると、そこにはある非日

    • 「送料と手数料」(本屋は何と闘っているのか)

      hoka booksの嶋田です。仕入れの日々が続いています。 本屋さんといえば、ゆったりした場所で、のんびりしたムードがあって、夢が詰まった場所に思えます。小さな本屋を開業とくれば、なんだかおおらかな日々が待っていそうな気がします。 けれど調べれば調べるほど、夢の本屋に近づこうとすれば近づこうとするほど、この仕事は、のんびりしたものではないなということがわかってきます。 「なんだ、そんなこと当たり前じゃないか」と言われるとそれまでなんですが、本屋の苦労について、「本屋は

      • 「まちと路地」(空間としての場所づくり)

        こんにちは、hoka booksの西尾です。 お店の「空間としての場所づくり」について、場所選びや内装工事を振り返りながら、綴ってみたいと思います。今日は「まちと路地」編です。 hoka booksは堀川五条の交差点からすぐ、醒ヶ井通に面した路地にあります。 京都の方はご存知かもしれませんが、堀川通りと五条通り、それぞれ南北・東西を結ぶ京都の大動脈とも呼べる大きな通りで、車線も多く、お店もロードサイド型の車で立ち寄るような場所ばかり。正直歩いていて楽しいところではありませ

        • はじめまして、hoka booksです。

          京都に新しくできる本屋、hoka booksの嶋田です。hoka books開店まであと一週間になりました。noteでは、hoka booksの日々や、取り扱う本のこと、イベントのことなどをお伝えしていきます。 今回は初の投稿ということで、なぜ本屋を始めるに至ったか、どういう本屋をやりたいと思っているのかを書きます。 まずhoka booksの特徴となるのは、店主がふたりいることです。ひとり出版社烽火書房をやっている僕・嶋田翔伍と、フリーの編集者で、本づくりや展覧会企画な

        詩集を買ったことはありますか?