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観光庁の令和4年度概算要求をご紹介します

補助金ポータル編集部です。

いま、Go Toトラベルの再開時期に注目が集まっています。そこで今回は、観光産業支援が盛り込まれた令和4年度の観光庁の概算要求についてみていきたいと思います。

観光庁は令和4年度予算の概算要求で、425億3500万円を要求し、このうち一般会計は177億3500万円で対前年度比1.20倍を計上しました。この中からポイントをピックアップしてご紹介します。

★★★★★★★おススメ補助金・助成金情報★★★★★★★
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GoTo再開時期はいつ?概算要求から読み解く観光産業支援策【令和4年度 観光庁概算要求】
https://hojyokin-portal.jp/columns/kankocho_gaisanyokyu_reiwa4
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★令和4年度 観光庁概算要求

ポイントとなる3つの施策
1.観光産業の再生と「新たな旅のスタイル」の普及・定着
2.国内外の旅行者を惹きつける滞在コンテンツの造成
3.受入環境整備やインバウンドの段階的復活

※以下、予算の大きい箇所、新規の要求など抜粋して記載します。

【観光産業の再生と「新たな旅のスタイル」の普及・定着】
◆新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした観光産業の付加価値向上支援:7億円(対前年度比6.97倍)

宿泊業を地域の観光産業・旅行消費の核となる業種として位置づけ、新たなビジネス手法を導入し、宿泊施設を中心として地域全体に付加価値を生み出す取り組みの支援に前年度比およそ7倍の予算を計上しています。具体的には、「1.複数業種等の連携による新規サービスの導入」、「2.地域に波及する生産性向上、高付加価値化」の2つのメニューで、新たなビジネス手法を導入する取り組みを専門家の派遣などを通じて支援します。

◆「新たな旅のスタイル」促進事業:5億2500万円(1.04倍)

テレワークにより働き方が多様化したことも踏まえて、ワーケーションやブレジャーといった「新たな旅のスタイル」を普及させることにより、より多くの旅行機会の創出と旅行需要の平準化を図る取り組みを促進します。

【国内外の旅行者を惹きつける滞在コンテンツの造成】
◆ポストコロナを見据えた新たなコンテンツ形成支援事業:4億5000万円(新規)

コロナの拡大を契機として人々の行動様式・生活様式・働き方が変化し、ニーズも多様化しました。今後はポストコロナを見据えて、国内外を問わず、これまでの短期滞在者だけではなく、中長期滞在者や反復継続した来訪者(第二の故郷づくり)といった新しい市場の開拓や、新たに関心の高まっているニーズの取り込みに力を入れていきたい考えです。そこで、新たな市場・ニーズを開拓し誘客に取り組もうとする地域に対して、来訪者増加に向けた新たな仕掛けづくりを支援します。

【受入環境整備やインバウンドの段階的復活】
◆訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業:34億8000万円(1.03倍)

訪日外国人旅行者がストレスフリーに旅行を満喫できる環境および災害など非常時においても安全・安心な旅行環境の整備を図るため、多言語での観光情報提供機能の強化、無料Wi-Fiサービスの整備、キャッシュレス決済の普及、バリアフリー化の推進、感染症対策の充実、非常時における多言語対応の強化等に関する取り組みを支援します。

◆戦略的な訪日プロモーションの実施:84億3000万円(1.14倍)

ポストコロナを見据え、インバウンドの早期回復を図るとともに、旅行消費額増加や地方部への誘客を促進するため、リピーター層に向けた再訪日意欲を喚起するプロモーションの実施や、コロナによる需要の変化等を踏まえたプロモーションの強化など、戦略的な訪日プロモーションに取り組みます。

観光庁の令和4年度概算要求から、このほかにも、ポストコロナを見据えたDXの推進、持続可能な観光(サステナブルツーリズム)の促進などに取り組んでいく方針がうかがえます。

概算要求について知ることで、政策動向やどのような補助金等があるかを探ることができますので、ぜひ詳細をご確認ください。

https://hojyokin-portal.jp/columns/kankocho_gaisanyokyu_reiwa4

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